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青森山田が高体連同士の一戦を制する 高円宮杯U-18プレミアリーグ EAST

高円宮杯U-18プレミアリーグEASTの第2節が4月15日(土)、16日(日)に開催され、青森山田高校グラウンドでは
共に開幕戦を落した青森山田高校(青森)と市立船橋高校(千葉)が対戦しました。今季、高体連でEASTに
所属しているのはこの2チームのみ、そのため、今季の高校サッカーを占う意味で試合前から多くの注目を集め
ました。

【 試合開始 】試合は、立っているのにも一苦労する程の、風の強い中で始まりました。その中、試合の主導権
を先につかんだのは市立船橋。前半に風上を選択したアウェイ市立船橋は攻勢を強め、1トップの松尾勇佑選手
(FW#27)のスピードを生かした攻めで青森山田を苦しめます。
【 前半10分 】ペナルティーエリア付近で獲得したFKを大関克弥選手(MF#16)が左足で直接狙うなど、序盤
から積極的な試合運びを展開。
一方の青森山田は黒田剛監督が高校選抜で指揮を執っているため、開幕戦に続いて今節も不在。代わりに指揮を
託された正木昌宣コーチの下、今季初勝利を目指したが、風下のため守備に回る時間帯が長くなってしまう。
それでも、中村駿太選手(MF#11)のボールキープを起点に、カウンターを発動。決定機をつくるまでには至
らないものの、徐々に盛り返していく。すると、
【 前半終了間際の45分 】市立船橋長谷川凌選手(GK#1)のキックをカットした流れからショートカウンター
を仕掛け、左サイドで中村選手がファウルを受けて、FKを獲得。このFKを堀脩大選手(MF #8)がペナルティー
エリア内に配給し、最後は郷家友太選手(MF#10)が頭で合わせ、青森山田に待望の先制点が生まれる。
向かい風のため耐える時間が長かった青森山田でしたが、「間違いなく拮抗した勝負になると思っていたので、
勝敗を分けるのは、セットプレーだと思っていた」という正木コーチの言葉通り、苦しい展開の中でも先手を
取って前半を折り返した。

【 後  半 】    対する市立船橋は、郡司篤司選手(MF#10)を軸に反撃を試見るが、青森山田の守備陣が立ち
はだかる。前年度王者はハードワークをベースに献身的な守備を披露し、相手の攻撃をことごく跳ね返して
いく。
右サイドバックの有田朱里選手(MF#12)と左サイドバックの吉田歩未選手(MF#3)に高い位置を取られ
たが、良い形でクロスを入れさせない。最後まで高い集中力を保った青森山田は、このまま逃げ切って今季
初勝利。
一方の市立船橋は開幕から 2連敗となり、「リスタートの守備はもう少しやらないといけない」と朝岡隆蔵
監督は反省の弁。次節での巻き返しを誓っていた。

監督・選手コメント

正木昌宣 コーチ(青森山田高校)
開幕戦の浦和レッズユース戦も悪い流れではありませんでした。でも、プレミアリーグ独特の緊張感や一瞬の
気の緩みから一気に3点を取られてしまいました。これを学んだのが開幕戦だと思います。
(昨年のような戦い方が)最初からできていればいいのですが、できなかったので彼らは変わらないとダメだ
と思い、今日は一致団結して本当に彼らがやり切ってくれました。長いリーグ戦ですが、この試合で良かった
ところを継続させて、悪かったところは反省して改善させたいです。

MF #10 郷家友太 選手(青森山田高校)
先週の浦和レッズユース戦は後半の戦い方が課題だったので、今日の後半はいつも以上にみんなで声を掛け合い
ました。足がつる選手もいましたが、その選手の分もみんなが走っていましたし、自分も含めてよく戦えて
いたと思います。(得点に関しては)その前に合った1本目のFKはオフサイドでしたが、自分の所にボールが
来ていたので、この後も来るかなと感じていました。(得点が決まったFKでは)鍵山慶司選手(DF #2)が
触れないところで相手もボールウォッチャーになっていたので、あとはシュートを打つだけでした。

朝岡隆蔵 監督(市立船橋高校)
青森山田は勝負どころで決めてきます。実際に前半終了間際に決めましたし、それもリスタートからの
カウンター絡みでファウルを犯したところから生まれました。あそこをしっかりと跳ね返して、決めさせ
ないことが必要でした。
ただ、これは勝負の中で分かっていくもの。ただ、前節よりも今節のほうが良い試合をできていました。
球際のところは改善が見られたので、あとはアタッキングサードをいかに崩せるかが課題だと感じました。

GK #1 長谷川凌 選手(市立船橋高校)
開幕戦はセットプレーから失点していたので、そこを改善しようという意識を持って試合に臨みました。
責任感を持つことが大事だったのですが、結果が出なかったのでまだまだだと思います。(失点の場面は)
自分が出ないといけなかったですし、もっと自分が成長しないといけません。ビルドアップやゴールキック
のミスが失点につながったので、そこは改善したいと思います。あとは自分の守備範囲を広げないといけ
ないですし、仲間へのマーク確認をもっとやらないといけません。

プレミアリーグEAST 第3節

4月22日(土)
13:00 大宮アルディージャユース vs 青森山田高校(NACK5スタジアム大宮)
4月23日(日)
13:00 清水エスパルスユース vs 浦和レッドダイヤモンズユース(藤枝総合運動公園サッカー場)
14:00 FC東京U-18 vs 市立船橋高校(味の素スタジアム 西競技場)
15:00 柏レイソルU-18 vs 鹿島アントラーズユース(日立柏サッカー場)
15:00 京都サンガF.C. U-18 vs 横浜F・マリノスユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
大会情報はこち

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参考引用 日本サッカー協会

寄稿者プロフィール

株式会社グリーンカードWriterSala
1980年生まれ。福岡県福岡市出身、現在福岡市在住。小学生のサッカー少年のママ。普通の主婦。2015年9月からジュニアサッカーNEWSでライター活動中。

ライティング勉強中です^^
ネットで結果速報を収集するのが趣味です。
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