スポーツの現場は様々な支援によって成り立っています。
今回、佐賀東高校サッカー部のトレーナーとして活動されている
はっとり整骨院の服部浩史院長にお話を伺いました。
服部院長が語る、アマチュアスポーツ現場の実態と活動への想いとは。(取材・構成:小出)
サッカーに関わることができる仕事がしたかった
はっとり整骨院の院長を務めながら、佐賀東高校サッカー部のトレーナーとして活動される服部さん。
最近では日本高校サッカー選抜でもトレーナーとしてご活躍中です。
トレーナーとして活動されるまで
ーーーまずは現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
服部浩史院長
高校生までプレイヤーとしてサッカーをやっていました。
シンプルにサッカーが好きで、この先もサッカーに関わることができる仕事がしたいなと考えていた中でトレーナーという職業にたどりつきました。
医療系の専門学校に進学し、その後福岡の院に勤務しながら、社会人や少年サッカーの現場でトレーナーとして活動していました。
約10年間の勤務を経て、2014年に地元の佐賀県ではっとり整骨院を開院しました。
ちょうど同じ時期にご縁をいただいて、佐賀東高校サッカー部のトレーナーとしても活動がはじまり今に至ります。
アマチュアスポーツの現場で活動していく中で
ーーートレーナーとして活動される際、心がけていることがあれば教えてください。
トレーナーとして当然のことなのですが、選手とのコミュニケーションを取ることを大切にしています。
その上で心掛けていることは、まずはきちんと病院の診察を受けてもらうということです。
そして、ドクターと連携をしっかり取りながら選手の治療を行っています。
ーーーアマチュアスポーツの現場で活動されている中で感じられていることはありますか?
プロと違って、高校は3年間という限られた時間しかないので特に大きな大会が近づいたりすると、選手自身の想いを特に強く感じることがあります。
その想いが強すぎて指導者が休みなさいと言っても休もうとしなかったり、怪我をしても隠してしまうんです。
ただ、個人的には高校までサッカーをやっていたのでその気持ちはよく分かります。
ですから怪我をした選手をできるだけ早く復帰させたいという気持ちがある一方で、今後大学・社会人などでサッカーをプレーするという長い目で見た場合を考えると、しっかり治した状態でプレーしてほしいという気持ちもあるので、そこは常に難しさを感じています。
ーーーコロナウイルスの影響により全国的にアマチュアスポーツの活動が中断する期間がありました。メディカル側の視点でそれはプラスもしくはマイナスどちらに働くと思いますか?
プラスの面・マイナスの面その両方あると思います。
まず、身体の面から考えると、シンプルに休める・回復できるという点でプラスに働きますね。
その反面、練習といえども個人でできることは限られますし、特にサッカーのようなチームスポーツにおいては仲間とプレーをする喜びという側面もある中で、それが奪われているというメンタルの面から考えるとマイナスになっていると思います。
特に3年生は大きな大会が中止になっていたりするので。
メッセージ
ーーー最後にアマチュアスポーツに関わる選手たちへの一言お願いします。
今、難しい状況ではありますが何でもプラスに考えるしかないと思っています。
それぞれ持っている自分の目標を見失わずに一歩ずつ前進するように心掛けて下さい。
はっとり整骨院のご紹介
はっとり整骨院は2014年に佐賀市で開院し、アットホームな雰囲気と丁寧な施術から多くの方が訪れています。
スポーツ整体・外傷のほかに交通事故治療、産後の骨盤矯正、体軸調整なども行っています。
参照:はっとり整骨院HP
はっとり整骨院情報
〈診察時間〉
平日 8:30~12:00 / 14:00~20:00
土曜 8:30~12:00 / 14:00~18:00
※交通事故治療の場合は平日21:00まで診察致します。
※トレーナー活動日が土曜日の場合、休診の可能性があります。
電話または当該ホームページカレンダーにて随時情報を掲載しておりますのでご確認ください。
〈アクセス・問い合わせ〉
住 所: 佐賀県佐賀市大財5-11-20固城ビル1F
最寄駅: 佐賀駅
徒 歩: 佐賀駅より13分 ゆめタウンより25分
自動車: 佐賀駅より県道29号線経由5分 ゆめタウンより警察通り経由7分
駐車場: 5台分のスペース
電 話: 0952-26-6060
備 考: 大財のスーパー「マルキョウ」が目印です。十字路交差点向かい側にあるオレンジの看板が目印です。
ホームページはこちら
最後に
お忙しい中診察時間の合間を縫って、ご対応いただきました。
お電話越しだけでも伝わった服部院長のお人柄に加え、ご自身が実際にサッカーをプレーしていた経験から選手の気持ちに寄り添いながら活動されており、大変慕われてる方なのではないかと思いました。
学んだことを地元に還元し貢献する、シンプルですが体現できる方はそう多くはありません。
そのような方に支えられながらプレーされている選手の皆さんがとても羨ましく感じた取材とでした。
お話の終わり際にポツリと「生きている間に佐賀県の高校が全国大会で優勝するのをみてみたい。そしてそれが佐賀東高校ならいいですね。」とおっしゃっていたことがとても印象深かったです。
服部院長の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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