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【取材】「子供たちの頑張る場所は無くしたくない」アマチュアスポーツを応援してくださる株式会社タカハシ工業の想い

新型コロナウイルスの影響により、日本全国の様々な場面で活動自粛を余儀なくされていた4月。経済にも影響が出ている状況の中で、中国地方や鳥取県の為に「今こそ子ども達、アマチュアスポーツを応援したい」といち早く名乗りを上げてくださったのは【株式会社タカハシ工業様】でした。

株式会社タカハシ工業さんがアマチュアスポーツの支援に踏み切ったのはなぜなのか。そこには「相手を思いやる気持ちが大切」という高橋 道隆 様の想いがありました。(取材・構成:川原)

株式会社タカハシ工業

株式会社タカハシ工業では土木工事業を中心に建築工事業・造園工事業・塗装工事業・解体工事業などの事業を展開している会社です。代表取締役:高橋 道隆 様

子供たちの頑張る場所は無くしたくない

ーーー今回、どのようなお気持ちでアマチュアスポーツを応援、支援しよう!と思われたのですか?

代表取締役 高橋 道隆 様(以下、高橋)
高橋「現在、新型コロナウイルスの影響で、ありとあらゆるスポーツに深刻的な被害が出ていることは知っていました。
私の息子もサッカーをやっており、試合や練習が出来ないことでモチベーションが下がっているのを実感しています。

今回、サッカーの大会である、中国ルーキーリーグをなんとか開催させてほしいという思いで、支援することを決めました。
子供たちの頑張る場所を無くしたくないですね。中国ルーキーリーグが開催されることによって、中国地方の子供達がモチベーションを高く持ち、日々鍛錬に励んでほしいです。」

ーーールーキーリーグのどのようなところに価値を感じていますか?

高橋「中国ルーキーリーグはまだあまり認知度としては高くないですが、高校1年生でこのような大会を経験出来ることは選手達にとってとても幸せなことだと思います。対戦相手は全国レベルのチームばかりですので、早い段階で全国のレベルを知ることが出来、そこで体験したことが今後の課題や目標に繋がると思います。」

ーーー息子さんがサッカーをされているとのことですが、保護者としてどのように関わっていますか?

高橋「高校生2人と小学生の息子がいます。戦術的なことはチームでのやり方があると思うので、私は主にメンタル面でアドバイスすることが多いです。
高校生の息子達には、現在コロナウイルスの影響でチームで練習が出来ない中、家でだらけやすい環境かと思っています。
しかし、そこでだらけてしまうと周りの選手と差が埋まらなかったり、差が広がります。また、この期間に個人でどういったアプローチをとるのかが重要であると思いますし、練習再開後のレギュラー争いにも直結することなので、この期間にどれだけ努力できるかが大事だと声をかけています。

小学生の息子には、失敗してもいいからいっぱいチャレンジして、サッカーを楽しんでほしいと伝えています。
それと目の前のことだけでなく、将来のことをイメージすることが大事だと声をかけています。」

ーーー各年代によってかける言葉を変えてらっしゃるのですね。

高橋「そうですね、小学生と高校生では残りの時間に大きく差があるのでそのように接しています。高校生の息子達には小学生の頃から高校サッカーを目標にするよう話してきました。サッカーにおいてスタミナはとても重要な要素だと私は考えています。ですので、高校生の2人の息子には小学生時代に水泳と陸上を習わせました。そこでスタミナの強化をして来た成果が現在出ております。」

相手を思いやる気持ちが大切

ーーー息子さんも含め、現在全力でスポーツに取り組んでいる子供たちへスポーツを通して何を学んでほしいですか?

高橋「仲間や相手を思いやる気持ちを学んでほしいです。一人一人性格が違う中で、自分と違う考え方や意見を尊重することで、自分とは違う視点から物ごとを捉える能力が養われることにより、思いやりの気持ちを育むことに繋がると思っています。指導者や先生に対しても同じことです。」

ーーー指導者や先生方の子どもたちに対する接し方で今と昔で変わった印象はありますか? 

高橋「昔のほうが先生と生徒の立場がはっきりと分かれていましたね。そのおかげで先生と生徒の関係性はとても良かったですし、大人になった今でも先生を尊敬しています。今は良く言えば、先生と生徒の距離感が近く、悪く言えば、生徒が先生のことを少し軽くみている印象があります。距離間が近いことによるメリットもありますが、やはりご指導してくださる先生や指導者の方を敬う気持ちはとても大切だと思います。」

ーーー先生や指導者の方を敬う気持ちが大切だと実感した学生時代のエピソードなどあれば教えてください。

高橋「一つだけ特に印象に残っていることがあります。私が小学生の時、仲間と喧嘩をしてしまいました。喧嘩の理由は忘れてしまったのですが、恐らく些細なことだと思います。それで担任の先生に保健室に呼ばれて、事情を説明しました。すると担任の先生からはスリッパで叩かれて、とても怒られました。叩かれてものすごく痛かったのですが、人を傷つけてはいけないということを真剣に訴えて下さった先生の言葉には痛み以上に自分に刺さるものがありました。そういった経緯もあり、小学校時代に先生から仲間を大切にすることのきっかけを学びました。怒ってくれた担任の先生は今でも尊敬しています。

ーーースポーツをされていた従業員の方もいらっしゃると思いますが、仕事に対してどのような良さが出ていると思いますか?

高橋「積極的に仲間と協力して仕事に取り組むことが出来る人が多いような気がします。一人じゃ出来ないことでも仲間と協力することでより良い仕事に繋がると思っていますし、スポーツを通して得た経験が仕事にも活かされるのではないでしょうか。

ーーースポーツへの熱い想いを語って頂きありがとうございます。高橋さんが経営されている株式会社タカハシ工業はどのような会社なのですか?経営理念など教えてください。

高橋「経営理念は【子供達の未来のために地域貢献いたします】です。社員を一番大切にしたいと思っています。その社員達にも子供がいます。社員の幸せな環境が子供達の未来をつくると信じています。」

ーーー従業員の方を一番大切にしたいとおっしゃっていましたが、どのようなことを実践されていますか?

高橋「今年は家庭の用事や子供の行事などでの希望休暇を100%にしたいと考えています。昨年は90%ほどでした。バスケをやっている従業員もいるのですが、試合などでの休暇は全て受け入れており、応援しています。」

ーーー従業員の皆さんもとても働きやすそうな職場ですね。より一層株式会社タカハシ工業様が発展することを期待しております。
最後に現在スポーツをやっている子どもたちへメッセージをお願いします。

高橋「自分の持っている才能を信じて全力で取り組んでほしいです。夢を持って頑張ってください。私の小学生の息子も将来ヴィッセル神戸でプレーするという夢を持っています。スポーツを一生懸命頑張ることは決して簡単なことではないと思います。しかし、夢や目標を持つことで辛い練習にも耐えられると思います。最後に、コロナウイルスにより暗い状況ではありますが、仲間と一緒に諦めず前を向いて頑張ってください。」

会社情報

株式会社タカハシ工業
鳥取県米子市彦名町4221-9
電話番号:0859-57-2618
FAX番号:0859-57-3140

事業内容
・土木工事業
・とび、土木業
・建築工事業
・造園工事業
・塗装工事業
・解体工事業

主な取引先
鳥取県他官公庁など

最後に

新型コロナウイルスの影響によりスポーツの活動自粛が続く中で「子どもたちが頑張る場所をなくしたくない」という想いでアマチュアスポーツへの支援を決断された高橋さん。
またスポーツに取り組む上で「相手を思いやる気持ち」が大切であると強調されるなど、その言葉には自身の学生時代での経験が今の自分を作っていると語ってくださいました。

「相手を思いやる気持ち」を学ぶことは子どもたちが大人に成長していく上で非常に大切なことだと思いますし、高橋さんのようにスポーツを通して、たくさん仲間をつくり、どんな困難も一緒に乗り越えてほしいと思います。

高橋 道隆 さん、ありがとうございました!

寄稿者プロフィール

株式会社グリーンカードWriterSala
1980年生まれ。福岡県福岡市出身、現在福岡市在住。小学生のサッカー少年のママ。普通の主婦。2015年9月からジュニアサッカーNEWSでライター活動中。

ライティング勉強中です^^
ネットで結果速報を収集するのが趣味です。
サッカーママ・パパを応援しています☆

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