小学生の頃の8人制サッカーと中学生になってからの11人制サッカー。
人によっては「ぜんぜん別物」と表現する人もいます。
小学生から中学生になると体の大きさも変われば、ピッチの大きさも変わる・・・ということもあり、トレセンに選ばれる選手も変化することがあるようです。
小学生と中学生のトレセン選考会の違いにスポットを当てて、全国のトレセンコーチ、チーム指導者20人にお話を聞いてみました。
※下記の意見は、サッカー協会の示す公式な見解ではありません。
あくまでも一つの意見として参考にしてください。
また、サッカー協会へのお問い合わせ等はお控えください。
小学生のトレセン、中学生のトレセン、何が違うの?
小学生は個の技術(ボールを扱う技術)が見られると思う。中学生になると個の技術+体の大きな子、背の高い子、足の速い子(プラスアルファ)がないと受からないと思う。
小学校は4,5年、6年はフィジカルの採用基準って違う。地区の公式戦の成績が多少反映される場合もある。中学校のトレセンが谷間。フィジカルの差が出てしまう。4,5,6月生まれの子がほとんどそこそこのトレセンで選ばれていたりする。結果としてそれなのか、選考基準として意識されているのかはわからない
小学校時代の体格は逆転する可能性があるから、予想はできない。しっかりとした足元の技術を身に着けていれば体格は問われないのではないか
中学校では個の能力を重視する自分で打開する力がないと受からない
中学のトレセン指導に入っていたコーチがいる。違いというのは明確にはないと思う。どちらにせよ、選考会の日のプレーが印象に残る子というのが共通している。うまいから目立つわけでもない。
小学校のときに良かったとしても中学になって同じ選手を選ぶのは良くない、と県協会でさんざん言っている。中学になって身体能力が上がって、できなかったことができることもある。子どもたちの特徴、育て方も考えて選ぶ。いくつかの育て方を想像してみて、はまりそうだったらその子を選ぶし、どの方法でもはまらなそうなら選ばない。経歴に騙されてはいけない(経歴はあくまで参考)経歴を生かしてできるかどうか
中学に行くとフィジカル要素が大きくなる。体が大きい、足が速いという部分の評価が高くなると思う。キックやトラップ、細かいドリブルはあまり気にしなくなって、キック力と走力を生かした目立つ子が選ばれている
最後に
小学6年生のトレセンメンバーがU-13にそのまま持ち上がるというケースもあるようです。
小学校高学年から中学1,2年生というのは、成長に個人差が一番大きい時期ですから、小学生の頃のメンバーが大幅に入れ替わるといのも大いにあり得ることのようですね。
皆さまの周りではいかがでしょうか?
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