良い部活か、悪い部活か、どこで見ればいい?
練習をのぞきに行ってみてください。
大体グラウンドでやっているので、外から見ても様子は分かると思います。
良い部活の目印
集合が早い
準備も早い
部活が始まる前に自主練している生徒がいる
全員が声出しできている
練習に顧問の姿がある
練習がレベル別に分かれている
片付けも素早くできる
悪い部活の目印
集合がだらだらしている
ランニングの列が長い
練習中に座っている生徒がいる
顧問の姿がない
声を出している生徒が限られている
しゃべっている生徒が多く、笑い声も聞こえる
部活でもお金がかかるの?
部活が盛んな学校では遠征費も合宿費もかかります。
ですが、公立中学ならばさまざまな家庭環境の子がいます。
合宿も公立の施設を使って親が手伝って安く抑える、遠征もせいぜい県内、というところが普通です。
私立中学ではクラブチーム並みにかかるところが一般的です。
グラウンド設備がない中学でサッカー部がある場合は、グラウンドを外に借りる場合もあります。
外部コーチを頼んでいる場合もあります。
その時には、学校から補助の出るところもあるようですが、部費という形で保護者が負担しているところが多いようです。
クラブチームのセレクションって、いつから始まるの?
2022年度のセレクション・体験会情報(関東)を例に挙げてみますね。
このようなセレクション・体験会情報は47都道府県全ての県に作成しています。
どのチームが何月頃からセレクションや体験会を開催し始めるのか、などの参考になさってください。
→千葉
→東京
→埼玉
→神奈川
⇒2021-2022 セレクション・体験会・募集情報記事 47都道府県まとめ【全国一覧】
大体の区分ですが、「強いチーム(J下部組織を含む)は早く、タウンクラブは遅い」と考えていただければ当たりかと思います。
Jクラブの下部組織は夏、7月~8月には練習会・セレクション共に終了します。募集は6月から始まります。
そのあとの大きな波は、10月~11月です。
ただ、この時期は全日本少年サッカー大会の都道府県予選の佳境です。
「今週末は試合とセレクション、どっちに出るの?」という選択をしなければならなくなる可能性もあったり、セレクションでいつも以上にオーバーヒートしてしまった結果、けがをして試合に響く、という笑えない話もあるようです。
最後の波は1~2月にあります。
この辺りにあるセレクションは、セレクションという形を取らずに「体験練習会に参加して、入りたかったらどうぞ」というところが多いようです。
クラブチームを選ぶメリットって何?
高校へのスポーツ推薦、あるいはクラブチームの上のカテゴリーへの近道があります。
中学2年生の夏あたりから、各地のユースの監督やスカウティングスタッフがリーグ戦や公式戦を視察に来ます。
目星をつけた子たちには、中学2年の冬にすでに進学・進クラブの話が入り始めます。
これは全国規模で行われます。
東京の子が新潟に進学したり、埼玉の子が広島に進学したりということは有望な子にはよくあることです。
もちろん、レギュラーとして活躍していないとその話も来ませんが、飛び級で上のカテゴリーに出ていたりすると、早い子は中2の夏にはもういくつかのチームから声がかかったという話も聞いたことがあります。
校区等に関係なく、自由に選べるからこそきちんと判断基準を知りたいクラブチーム。
良し悪しはどこで見分ければよいのでしょうか?
クラブチームの良しあしはどうやって判断すればいい?
まずはHP
情報の更新が早いかどうか(頻繁に発信されているかどうか)
説明会や保護者会があるかどうか
指導者が目標をきちんと言葉で説明できるかどうか
指導方針やチームの姿勢などがオープンになっているか
※HPの外観が整っているかそうでないかは問題ではなく、あくまで中身の話です。
そして練習環境
ホームグラウンドがあるか
進学先の実績があるか
その地域のリーグに加盟しているか
公式戦には参加しているか
準備や片づけはきちんと行えているか
選手の帰り道の様子にも注目です
見学に来ている保護者に挨拶ができるかどうか
自転車マナーはきちんとしているか
クラブチームで「失敗した」と思ったときはどんな時?
実際のクラブチーム保護者に聞いてみました。
・朝5時に家を出て行って、夜11時に帰ってくる土日が連続したとき
・中間、期末で10点台を取ってきたとき
・同じ大会で、在籍する中学校の部活の戦績のほうが上だったとき
・クラブの高校推薦枠がもらえず、学力で受験しなければならなくなったとき
・3年間ずっとスタメンになれないことがなんとなくわかったとき
・大けがをして試合を長く離脱してしまったとき
大けがは部活でもする可能性がありますが、クラブチームのほうが一般的に頻繁に試合があるので、活躍できない機会が増えてしまうのは事実です。
また、勉強とクラブチームの両立が、保護者にとっては一番気になるところのようです。
「失敗した」というくくりでうかがったことなので、これだけ読むと「クラブチームに入ったら勉強できなくなる?」という誤解を生むかもしれません。
クラブチームでもきちんと勉強と両立し、勉強で高校合格する選手もたくさんいますので、あくまで「お子さんによる」とお考え下さい。
サッカーと勉強の両立って本当にできるの?ジュニア選手に必要な努力、保護者にできること
部活で「失敗した」と思ったときはどんな時?
実際の部活保護者に聞いてみました。
・ぜんぜんぱっとせず3年間終わってしまったとき
・期待していた顧問の先生が1年で異動したとき
・部員の素行不良で部活停止期間が長く続いたとき
・高校に入学してサッカー部に入ったとき(圧倒的に最初はクラブチーム出身の子のほうが動けるとのことです)
・期待していたスポーツ推薦が取れなかったとき
・夏休み期間中の練習が4日しかなかったとき
・学校のグラウンドの改修工事が始まり、長期間校庭が使えなかったとき
サッカー部の活動は、学校、そして顧問の先生の熱意に左右されることが多いのは事実だと思います。
不可抗力で練習ができないこともあるので、上を目指したい子は自分で頑張る覚悟をしておくことが必要です。
進路選択、絶対やってはいけないことは?
親が決める
思春期に入っているお子さんはもちろん、まだ子ども子どもしているお子さんも、1,2年のうちに反抗期がやってきます。
親主導で動かしていると、反抗の手段として勝手にクラブチームの練習に行かなくなる、などの話もあります。
お子さん自身のフィーリングも大切にしつつ進路を選びましょう。
自分の決定に自分で責任を取る、という姿勢も含めて大人扱いしてあげてもよい年頃です。
特定のセレクションに受からなければ「将来はない」と言う
進路を決める目的は「このクラブに入る」ということではなく、「ずっとサッカーで活躍し続ける」「プロになる」という目的のはずです。
受かれば問題はないかもしれませんが、有名クラブほど倍率は高いものです。
あるJ下部組織のセレクションではたった25人の枠に300人が集まるという事態も起きています。
落ちた時に、「もう自分はダメなんだ」という落ち込みのループに陥らせてはマイナスです。
「このチームではなかったというだけの話」になるよう、必要以上のプレッシャーはかけないことをおすすめします。
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