群馬県公立高校サッカー部の代名詞ともいえる県立前橋商業高校。
私立の高校サッカー部は他県出身の選手が多い場合もある中で、県内の選手の活躍の場を広げています。
またサッカーだけでなく卒業後の進路に力をいれているので、ジュニア・ジュニアユース世代の保護者の方々も興味があるのではないかと思います。
今回は前橋商業高校サッカー部についてのお話を伺ってきました。
前橋商業に興味のある方、必見です!!
グラウンド
まず目につくのが一面に広がった人工芝のグラウンド!
公立高校でありながらグランドが人工芝という恵まれた環境です。
こちらで選手は日々汗を流しています。
取材に伺った日(2019.3月)は午前中に上級生、午後は新入生の練習になっていました。
グラウンド入り口には「夏疲れ対策」「カラダ作りの五箇条」などの情報が貼ってありました。
笠原 恵太 監督
忙しい合間にインタビューに答えてくださいました。
コート内では厳しさとテキパキとした的確な指示がみられましたが、インタビューに答えてくださる表情はとても柔らかく、女子生徒から人気があるというのも納得です。
前橋商業高校は県立高校ということで主に県内の選手で構成しています。
目だった選手はいませんがコツコツと真面目に練習をして少しずつ力をつけていき、3年生になったときに勝負できるチームをつくっています。
守備をしっかり構築させそのあとに攻撃できるチーム作りを心掛けています。■チーム目標■
県優勝。群馬県の代表となり全国大会に出場するため日々切磋琢磨して選手は練習に励んでいます。
浜口 裕行 顧問
インタビューにも気さくに答えてくださり、選手の様子や学校内でのお話が伺えました。
2019年度の関東ルーキーリーグの目標として・・
「1部昇格。そして選手の経験値を上げることに重点を置きたい。」
と話してくださいました。
サッカーに対しての情熱と選手に対しての愛情を感じることができました。
プロ志望ももちろんだが、高校サッカーで結果をしっかり出してやり遂げたい選手に来てほしい。
Q2、ジュニア、JY世代に伝えたいこと
サッカーには勝敗という厳しい部分ががあるので学年があがればそこが重たくなる。
サッカーの楽しさと勝負の厳しさを両方味わえるサッカー生活を送ってほしい。
選手紹介
■椎名 輝(3年CAP) DF(CB) 前所属:FC太田
サッカー面だけでなく、生活面でも今まで先輩方が築き上げてきた伝統に恥じない生活を心がけている。
A チーム全員が目標に向かい切磋琢磨する雰囲気。仲がいいです。
A チームのことを最優先に考え、厳しく指導もあり選手のことを考え気をつかってくださいます。
A 公立高校で私立高校などを倒し、全国に行きたい。それには前商しかないと考えました。
矢幡 廉(3年) 7番MF 前所属:前橋FC
A 強いチームにも勝てるよう、がんばりたいです。
A 仲が良く明るい雰囲気です。ただ練習中はガツガツしていると思います。
Q3 2年生の雰囲気はどうですか?
A まだ楽しくやろう。というぐらいの感じなので、もっと上をむいて厳しくサッカーをやればより良くなると思う。
A 下からの追い上げが今のチーム力をあげることも多いので、1.2年生にがんばってもらい自分たちの刺激になるようにしてもらいたい。
A チームをどんな状況でも勝たせられるような選手になりたいです。
A バルセロナのセルヒオ・ブスケツ選手
坂本 治樹(2年)10番FW 前所属:FC太田
A 日本代表、大迫選手のような前でボールを収めてから、攻撃に繋げていける選手になりたいです。
A 始めは後輩だったので先輩に話しかけるのがやっとでした。
最近はプレー中に先輩に声をかけ、指示することができるようになりました。
インタビューのその後
お子さんがサッカーをしている保護者の方にとって、高校進学というのはとても大事な人生の分かれ道、悩みの種だと思います。
「好きなサッカーばかりさせていていいのか。」
「高校卒業後の進路はどうするのか。」
「サッカーばかりで勉学がおろそかになったらどうするのか。」
等、悩みはつきないと思います。
また進学に際して、私立と公立では今後の費用面でも大きく異なるのが現実だと思います。
そんな中、公立高校で勉強もしっかりでき、サッカーに打ち込める環境が揃う前橋商業高校は選手・保護者のみなさんにとって魅力に感じると思います。
実際伺って、ギスギスした感じが一切なく、ごく一般的な高校の部活動に感じました。
そんな雰囲気から一転、コートに立つと選手の目つきが変わり切り替えができるところがこの学校の強さなのだと感じました。
お忙しい中での取材のご協力ありがとうございました!
群馬県のサッカーがもっともっと盛り上がるよう、今後も応援していきます。
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