2019年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会茨城県予選にシード校として準々決勝(6/12開催)から登場する、茨城県鹿嶋市の「鹿島学園高校・男子サッカー部」にお邪魔してきました!
鹿島学園高校は県リーグ1部、関東ルーキーリーグ(Aリーグ)に所属する強豪校として知られています。毎年実施している約2週間のスペイン遠征でチーム強化を図り、高校選手権は8回(第87回大会では全国3位)、インターハイは7回の出場歴を誇ります。また、9年ぶりの大学生A代表入りを果たした 上田綺世 選手(法政大ー鹿島アントラーズ内定)を輩出したことでも注目されています。
人工芝グラウンドは「2面」に。進化する環境
鹿島学園高校では2013年に人工芝サッカー場を整備しました。その4年後、第2グラウンドが完成したことにより現在「人工芝2面」での練習体制となっています。男子サッカー部・女子サッカー部が使用するほか、週末は県リーグなどの試合も行われています。
手前側が新設されたグラウンドです。陸上トラックの青と人工芝の緑のコントラストがとても鮮やかに映ります。右側の建物は体育館、その奥にはサッカー部の屋内練習場も完備されており、天候に左右されない充実した練習環境が整えられています。
この日(2019年4月)は奥のグラウンドをトップチームが使用し、新グラウンドでは入学したばかりの1年生がコーチの話に熱心に耳を傾けていました。
「日本一」の環境から「日本一」のキャプテンへ
2019年度キャプテンの豊島朱凌(とよしま しゅり)選手は、東京・クリアージュFC出身。鹿島学園の周辺は畑が多く、コンビニに行くにも車が必要です。あまり便利とは言えない環境に戸惑いはなかったですか?と尋ねると「サッカーをするために来たので、問題ありません。とにかく日本一の環境です」ときっぱり。豊島キャプテンが誇る鹿島学園自慢の人工芝2面フィールド、選手達はここから「日本一」を目指します。
中心選手に聞く「PRポイント」
2018年度の県新人戦・決勝では、県内屈指の強豪・明秀日立を相手に2点ビハインドからの大逆転で劇的な優勝を遂げた鹿島学園。そのトップチームの中枢として活躍する5人の選手に「これは特に自信があります!」というポイントを教えていただきました。
FW 磯部 直也 選手
(3年/茨城・波崎四中出身)
PRポイント「スタミナには自信があります」
GK 中島 遼太郎 選手
(3年/栃木・FCファイターズ出身)
PRポイント「セービングとハイボールの処理に自信があります」
MF 大澤 昌也 選手
(2年/埼玉・大宮アルディージャ出身)
PRポイント「ボールコントロールには自信があります」
MF 小西 慶太郎 選手
(2年/埼玉・坂戸ディプロマッツ出身)
PRポイント「安定感のあるプレー」
MF 仲佐 友希 選手
(3年/千葉・クラブ・ドラゴンズ柏出身)
PRポイント「ボールキープ力」
鈴木監督・石川コーチ・選手の皆さん、お忙しい中での取材へのご協力 本当にありがとうございました。
礼儀正しく、とにかく声がよく出ていて「元気の良いチームです」と石川コーチも認める選手達。しかし、フィールドに入ると表情が一変。真剣な眼差しで取り組む様子は、サッカーに集中できる好環境でトレーニングできることへの感謝の気持ちが表れているようにも感じられました。
環境にこだわり、ストイックな姿勢で進化し続ける鹿島学園。今後の活躍がますます楽しみです!
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