スマホの中に巨大な漫画本棚があるという噂のライター、yuzuが選んだ漫画特集です。
・シュート
・エリアの騎士
・DAYS
・振り向くな君は
・BE BLUES 青になれ
・ANGEL VOICE
・イレブン
・オフサイド
・フリーキック
番外編
・さよなら私のクラマー
・アオアシ
・フットボールネーション
シュート
こんな人におすすめ
- サッカー漫画にあまり馴染みのない方
- 友情などの学生の人間関係の話が好きな方
- SMAPの映画の原作を読みたい!という方
(大島司 1990年~2003年 週刊少年マガジン連載)
おそらく、一番有名な高校サッカーをテーマにした漫画だと思います。アニメ化・アニメ映画化もされ、実写版ではSMAPが主演しました。
主人公、田仲俊彦の成長を描いているのですが、主人公の心理描写が描かれる場面やストーリーが多く、主人公の田仲が影響されるキャラクターが前面に出てきて、まるで主人公が変わっているかのような錯覚を受けることが多いです。「ゴールトゥゴール」をして倒れる久保嘉晴は作品序盤、確実に主人公より有名だったと思います(笑)
インターハイももちろん作中で出てきます。予選から全国大会まで勝ち上がっていく大変さも伝わってくる作品です。
エリアの騎士
こんな人におすすめ
- サッカー漫画にあまり馴染みのない方
- サクセスストーリーが好きな方
- サッカー漫画で泣きたい方
(原作 伊賀大晃 作画 月山可也 2006年~2017年 週刊少年マガジン連載)
こちらは昨年まで連載されており、比較的最近のものなのですが、後半はJクラブや五輪代表の話が多かったので、高校サッカーを扱っている場面はちょっと前になるかと思います。
主人公、逢沢 駆とそのお兄さんが交通事故に巻き込まれて、お兄さんは亡くなり、主人公は瀕死の重傷を負います。お兄さんの心臓を主人公に移植され、天才と言われたお兄さんとまさしく一心同体で歩んでいく、というストーリーになります。
主人公の進学した高校のサッカー部がFC(フットボールクラブ)とSC(サッカークラブ)に別れているという、ちょっと変わった学校で公式戦に出場するために学内で両クラブが争っていたものが、1つになり、全国制覇を目指していきます。こちらの作品もアニメ化されてます。
DAYS
こんな人におすすめ
- サッカーを始めたばかりの人
- フィクションよりノンフィクションの方がお好きな方
- 「振り向くな君は」を読まれた方
(安田剛士 2013年~ 週刊少年マガジン連載中)
現在連載中の人気の漫画です。ノンフィクションというわけではないですが、先の二つに比べリアル路線だと思います。
中学校ではいじめられっ子で友達もほとんどいなかった主人公の柄本つくしがサッカーの天才、風間陣と出会い、風間から誘われたフットサルで必死に友達のために走り、友達と一緒にプレイをする楽しさを知って、チームプレイであるサッカーの魅力に惹かれていくストーリーです。
純朴で不器用で、一生懸命に取り組む姿に読者も惹かれてしまいます。こちらもアニメ化はもちろん、Webラジオにもなってます。
振り向くな君は
こんな人におすすめ
- DAYSを読んでいる方
- 背が伸び悩んでいるGKの方
- ストーリーをぎゅっと読みたい!方(4巻完結)
(安田剛士 2011年 週刊少年マガジン連載)
こちらの作品は「DAYS」の主人公たちのライバル校、桜木高校が舞台となります。DAYSの2年前の設定になります。
主人公の成神 蹴冶はひ弱で喘息持ちです。サッカーは天才的に上手なのだが、身体を理由にプレイをすることを諦めて中学時代はマネージャーをしていました。そんな彼は父の作った桜木高校サッカー部でプレイするのが夢でした。
そんな主人公と桜木高校に入学するために北海道からやってきた、天才少年・犬童かおるが出会う。その二人が様々な奇跡を・・というストーリーです。
椿原実業GKの千手くんが最高です!
BE BLUES 青になれ
こんな人におすすめ
- ドラマチックなストーリーがお好きな方
- サッカーの「テクニック」ではない部分に興味のある方
- 高校サッカー部のきつさをチラ見したい方
( 田中モトユキ 2011年~ 週刊少年サンデー連載中)
天才サッカー少年と呼ばれた、主人公の一条龍はアクシデントで選手生命はおろか日常生活も厳しい重傷を負います。そこからリハビリをして困難を乗り越えてサッカー選手として復活するストーリーです。テクニックなどの武器が感覚が取り戻せないので使えない中、判断力などで勝負していきます。ヒロインがまた可愛いとも評判です(弊社社内で)。
ANGEL VOICE
こんな人におすすめ
- 力強いストーリーがお好きな方
- サッカーだけでなく「喧嘩」や「不良」系のお話もお好きな方
- スラムダンクが好きな方
(古谷野孝雄 2007年~2014年 週刊少年チャンピオン連載)
週刊少年チャンピオンの漫画に多い、王道の喧嘩や不良を題材に・・・ではなくサッカー漫画です。
「ケンカならバルセロナやレアルにも勝てる」と監督が豪語する「県内最強軍団」を立て直すために、ケンカで中学最強だった4人をスカウトしてチームを再建していくストーリーです。
ここからは、ちょっと古い漫画をご紹介していきます。
イレブン
こんな人におすすめ
- 昔ながらのスポ根系がお好きな方
- Jリーグ以前のサッカーがどんなだったのか知りたい方
- 仲間との絆を味わいたい方
(原作 七三太朗 作画 高橋広 1985年~2000年 月刊少年ジャンプ連載)
元日本代表を父に持つ、主人公の青葉茂が未経験者ながら、父の遺志をついで高校でサッカーを始め、努力と根性で高校でレギュラーになり、ユース代表~プロサッカー選手となっていくストーリーです。昔の人気野球漫画「キャプテン」のサッカー版といったイメージです。
ちなみに原作の七三太朗さんは「キャプテン」のちばあきおさんの弟さんで作画の高橋広さんはちばあきおさんの元アシスタントさんです。
オフサイド
こんな人におすすめ
- 地味めですが王道系のお好きな方
- まさに現在、弱小系のチームでプレーしている方
- 逆境をプラスに変えていくパワーが欲しい方
( 塀内夏子 1987年~1992年 週刊少年マガジン連載)
「シュート」が連載開始されるまで、こちらが「王道」といった感じのサッカー漫画でした。主人公の熊谷五郎は恵まれた身体とセンスをもつGKだったが、中学校のサッカー部は弱小校でいつも負けてました。もっと周りもうまい高校へ行くべき!と幼馴染の渚の勧めもあってサッカーの名門校へ受験することにします。
しかし、受験当日、アクシデントで試験を受けることができず、二次募集で名門校の向かいにある高校を受験し入学することになりました。そこには、中学最後に戦った、うまい印象の残った2名がいました。ここから全国大会を目指して、物語が始まっていきます。その後、主人公の五郎はフィールドプレーヤーに転向し、更なる成長をしていく、というストーリーです。
この漫画のファンは多く、昨年7月にこの漫画の魅力を語りつくすライブ配信も行われました。
フリーキック
こんな人におすすめ
- サッカーをちょっと楽しく読みたい方
- 兄弟でサッカーをしていて、弟のほうがうまいというお兄さんへ
- ギャグテイストがお好きな方
(原秀則 1989年~1990年 週刊少年サンデー連載)
原秀則さんの作品ぽく、青春が背景にあるほのぼのとした感じの作品です。
弟が少年サッカーで全国大会優勝をして、有名になってしまったダメ兄貴が、いままでよりも真面目にサッカーに取り組み、全国大会を目指していく・・というストーリーです。
ここからは番外編です。
さよなら私のクラマー
こんな人におすすめ
- サッカーをしている・これからサッカーを始めようとしている女の子
- サッカーでつながる人間関係にあこがれている方
- 高校で下克上!を狙っている方
(新川直司 2016年~ 月刊少年マガジン連載中)
こちらの作品は高校サッカーでも「女子」を描いている作品です。連載が始まって2年くらいなので始まったばかりの感覚なのですが、今後のストーリーが非常に楽しみな作品です。
主人公の周防すみれは周りに恵まれず、中学最後の公式戦で負けてしまいますが、そのときのライバルに誘われて強豪校ではなく県立高校へ入学します。そこには、更にすごい才能を持った選手がいました。コーチには元女子日本代表が就任するも、最初の試合で強豪校に大敗をします。そこから成長していくストーリーです。
主要メンバーの3人がいわゆる「(人間的に)できた子」ではありません。その中でぶつかり、成長していく青春漫画の一面と、女子サッカー漫画で戦術的なことについても語る、画期的な漫画です。
アオアシ
こんな人におすすめ
- 部活ではなくクラブユースでサッカーをしている(しようと考えてる)方
- サイドバックが好き!という方
- 現代サッカーの面白さに触れたい方
(小林有吾 2015年~ ビックコミックスピリッツ連載中)
こちらの作品は高校生でも部活ではなく「クラブユース」を題材にしている作品です。当サイトのライターの間でもファンの多い作品です。
弱小公立中学のサッカー部でFWの青井葦人は、技術はあまり上手ではないが、俯瞰で観ることができる視野の広さやボールへの嗅覚、サッカーへの情熱や上達の早さが功を奏して、ユースチームのセレクションを受験することになり、見事に合格します。その後、FWからサイドバックに転向して成長していくストーリーです。
ストライカーや10番が主人公が多い中、サイドバックが主人公というのも珍しいところの1つです。サイドでゲームを作るところなどまさしく「現代サッカーの真骨頂」といった感じです。
フットボールネーション
こんな人におすすめ
- 今までとは違った角度からサッカーを観てみたい方
- 体の使い方を子どもにわかりやすく伝えたい!という方
- 高校サッカーだけではなく、クラブユースも知りたい方
(大武ユキ 2010年~ ビックコミックスペリオール連載中)
こちらの作品は、主人公は「高校生年代」なのですが、高校に通っておらず街クラブに入り天皇杯優勝を目指していくストーリーなのですが・・・
今、サッカーファンでは一番熱い漫画なのでは?と思われます。
もも裏の筋肉などのインナーマッスルの事や脚のこと、日本人と外国人の違いなど、今までのサッカー漫画とは視点が違って、現代サッカーに一石を投じるものだなと思います。
小学生や中学1年生くらいだとまだ難しいかもしれませんが、それ以上のお子さんや保護者さんに読んでほしいものだと思います。特に「足」について扱っている箇所は必読です!
また、スタジアムの描写も非常に細部まで丁寧に描かれてます。「行ったことあるスタジアムだ!」とすぐにわかるくらいです。
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最後に
おススメ漫画はいかがでしたか?
ライターが中年?なので古い漫画も多いと思いますが・・(T_T)
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