「よい視力」は、「よい脳」を作る!
photo:UBC Learning Commons
ここでいう「視力」とは、学校で計測する視力ではなく、スポーツビジョンで計測するような視力のことです。
良い視力はよい脳を作ります。「頭が良くなる」という状態です。
なぜかというと、
◆視力が向上すると、入力される情報が増える
からです。
情報がどんどん脳に入力されていくと、脳はその情報を処理しようとします。最初はもちろん追いつかないかもしれませんが、一瞬で脳に入れられる情報を増やしていくことは、脳にあたかもスパルタ式に情報処理を覚えさせていくことにつながります。
「速読」「写真記憶(フォトリーディング)」などができる人で頭の回転が遅い人はまずいません。それは、頭の回転が速い人が速読や写真記憶をできるようになるのではなく、速読や写真記憶のトレーニングを通して頭の回転を速くする訓練を日常的に行っているからです。
サッカーのトレーニングをしていくにあたり、「状況判断しろ!」「もっと早い判断を!」と、「判断」の部分で選手が注意されたことはありませんか?
これは、「うちの子、優柔不断だから」のような「性格」によるものではありません。
状況判断ができないのは、状況を判断する情報処理能力が追い付いていないからです。
ゴールデンエイジ期に良い視力を鍛え、状況判断や深視力を鍛えていくことが良いプレーヤーになるだけでなく、「回転の速い脳」を作ることにもつながっていきます。
8つの視力はどうやったら鍛えられるか?
photo:Michael Praetorius
瞬間視を鍛える方法
マス目のついた紙を用意します。〇や▲を書いておき、遠くから一瞬だけ見てもらいます。
そして、どこのマス目に何が入っていたかを当てます。
KVA動体視力を鍛える方法
ボールに数字やマークを付けてキャッチボールを行います。
眼球運動を鍛える方法
数字を大きな紙にアットランダムに書いて、順番に目で追います。アットランダムに書いたひらがなを、渦巻き状、上から下など決めて音読する方法もあります。
協応動作を鍛える方法
グラウンド4色くらいパネルを置いておきます。一人はグラウンドを走ります。途中、パートナーに中の一つの色を教えてもらい、その色のパネルにダッシュします。
静止視力を鍛える方法
一度視力が落ちると回復は非常に困難だと言われています。それでもどうにかしたい!という方のために視力低下予防と視力回復について調査してみました!
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