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サッカーで視野を広げたい人必見!プレーは動体視力で変わる?知っていますか、「目のゴールデンエイジ」!

トレーニングが効くもの、効かないもの

視力8photo:David Howard

この8つの視力は、基本的にトレーニングの効果があるものと効果がないものがあります。

静止視力…トレーニング困難
KVA動体視力…トレーニング可能、ただし静止視力以上にはならない
コントラスト感度…トレーニング困難
深視力…トレーニング可能
瞬間視…トレーニング可能
DVA動体視力…トレーニング可能
眼球運動…トレーニング可能
協応動作…トレーニング可能

さらに、瞬間視、DVA動体視力、眼球運動、協応動作は静止視力と関係がないのです。

つまり、もともとの視力とは関係なく、瞬間視、DVA動体視力、眼球運動、協応動作はトレーニング次第で伸びていくということです。

プロスポーツ選手の「目」の視力は?

上記に上げた8種類の視力を計る、「スポーツビジョン」という検査があります。これは、広島カープに新入団する選手が全員測定されるものです。

その結果、常時スタメン選手(レギュラー)と、出場登録選手40名枠の外の選手は明らかに差がある結果となっています。

テスト内容は、様々な視力の種類について行うものです。各視力5点満点として8項目、40点満点のテストです。一般人の平均は20点前後で「まあまあよし」という判断が出ます。プロスポーツ選手で24点以上、名前は伏せられているのですがあるプロ野球選手は33点の高得点を出しています。

こちらも名前は伏せられていますが、日本代表のMFの選手の結果も公開されています。得点は32点。特に「DVA動体視力」と、「眼球運動」は満点の5点でした。

スポーツビジョンのテストを受けてみたい方には、アプリがあります。一般的に受けられる機関はないようなので、興味のある方は最後に一覧にしておきます。ご参照ください。

目のゴールデンエイジとは?

視力3photo:Fabian Zander

8つの視力の中でも、特にプレーに影響してくるのは「動体視力」の部分です。KVAとDVA、向こうからこちらへ来るものにピントを合わせる能力と、横移動するものに素早くピントを合わせる能力は、トレーニングによって向上させることができます。

もちろん、目は何歳になっても鍛えられます。ですが、目にも運動能力と同じく、ゴールデンエイジが存在するのです。

運動能力のゴールデンエイジよりは少し早く、5歳から12歳の間が目のゴールデンエイジです。特に、スポーツは視力によって左右されるというほど視覚に頼る部分が大きいのです。

視力次第でスポーツのパフォーマンスは変化します。運動能力の伸びてくる時期に合わせ、視力も強化することができれば、運動能力と視力の相乗効果を期待することができるのです。

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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