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【東京大学ア式蹴球部 寄稿】ー革命の余波ー 岡田詠(1年/MF/日比谷高校)

こちらの記事はジュニアサッカーNEWSメディアパートナー 東京大学ア式蹴球部 様よりご寄稿いただきました。
大学サッカー部の活動、大学生のサッカーへの想い、高校時代のサッカーと勉強の両立についてなど、中学生高校生・保護者の皆さんのお役に立てばと思います。

(参照元:feelings 東京大学ア式蹴球部ブログ

革命の余波

岡田詠(1年/MF/日比谷高校) 
 
2024623日の試合。
ア式が上智に勝った試合。
同期の池澤が、試合終了間際に途中出場した試合。
彼の初出場が応援していた同期を大いに沸かせたが、彼はノータッチのまま終わった試合。
勝利を手にしたトップチームの選手が私たち応援組に挨拶をしに来た時、御殿下ではぱらつく雨がライトの光を反射し、激闘を制した彼らを神々しく照らしていた試合。
選手も、テクも、マネも、コーチも、皆にとって楽しくて嬉しくて、特に同期にとっては勇気づけられ、だけど彼がノータッチだったことが面白くもおもえた試合。

その後、
数人の同期と池澤をご飯に誘った。皆、話したいことは山ほどあって、聞きたいことはその倍はあった。再度、注文方法を変更してきた挑発的なサイゼリヤで飯を食い、くだらない話をしていた時に育成に落ちたことを知った。どうやら電波がわるいサイゼリヤは悪い報せだけを伝えるようだ。
私はその時そんな陰気な話をしたいわけではなかった。

そもそも自分がどういう評価を受けてAチームに上がったのかということは皆目検討もつかなかった。しかし、練習や試合でのプレーを考えれば、近いうちに育成に落ちることは火を見るよりも明らかだと思っていた。

同時期に上がった同期の他の三人が、そのサッカー人生の中で身につけた技術や能力を一段一段、階段にして積み上げ、それを登っていきAチームにステップアップしたとするならば、私は精一杯のジャンプをしただけであると感じていた。
大天才ニュートンが見つける前からこの世に存在する万有引力に引き寄せられるようにして、私は当然の帰結として落ちたのだった。それだけの差があった。
この大きな惑星で、小さな私たち人間はどれほど踏ん張って高く跳んだとしても、いずれ落ちる。

東京大学ア式蹴球部公式HP

HP担当者より一言!
「実は東大ア式蹴球部は他大学生もマネージャーやテクニカルサポートになれます!お気軽にお問合せください。」

最後に

ジュニアサッカーNEWSでは、メディアパートナーとして寄稿してくださる大学サッカー部様を募集しています。
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ご連絡先:[email protected]

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寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriterNiki
いつもジュニアサッカーNEWSをご覧いただきありがとうございます。

1979年生まれ。愛知県知多市出身。ウェブ制作やデザイン、企業の広報を経て、出産を機にフリーのデザイナーに。2017年4月からジュニアサッカーNEWSでのお仕事を始め、2022年に岐阜から愛知へ引越しました。

ブラジルワールドカップからサッカーを始めた息子も今年は中学3年生になりました。
息子が出場してもしなくても、勝っても負けてもチームの活動は全て大切な思い出です。

そんな気持ちを大切に、保護者の皆さんの大切な思い出のお手伝いができたらと思っています。

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