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進路支援が充実!選手と共に描く未来unionスポーツクラブ 小林崇志監督インタビュー

栃木県宇都宮市を中心に活動するunion(ユニオン)スポーツクラブ。
作新学院グラウンドを拠点とし、総合型スポーツクラブ(サッカー・陸上)として、専門的な指導が行われています。

チームにはどんな特色があるのでしょうか?
ジュニアユースチームを率いる小林崇志監督に、ユニオンの魅力や進路支援にかける想いを語っていただきました。

お話を聞いた人

unionスポーツクラブ 小林 崇志監督
JFA 公認B級ライセンス

プロフィール
【選手歴】
佐野日大高校
城西大学

【指導歴】
作新学院大学
栃木県成年国体
unionsc

進路支援が充実!
選手と共に描く未来

ーーーユニオンスポーツクラブはどんな特色を持つクラブなのでしょうか?

unionスポーツクラブ 小林 崇志監督(以下、小林)
unionスポーツクラブはジュニアからジュニアユース、作新学院高校、そして作新学院大学とピラミッド式の育成体制を整えています。

スポーツの楽しさ、厳しさを求めながら、選手達の人格形成(協調性、挨拶、礼儀、思いやり、感謝)を大切に育んでいきます。

作新学院大学サッカー部を指導するスタッフ4名が3種(中学生年代)の技術育成にも積極的に関わっており、専門的で質の高い指導の提供をテーマに邁進しています。

選手達の進路支援にも力を入れています。
しっかりとした技術をベースに築くと共に、選手達が高校、大学と、将来活躍できるチームを探すサポートをします。

作新大学のスタッフが関わることで、高校サッカー部とのネットワークの幅も広く、選手達に多様な進路を提案できることが当クラブの大きな特色だと思います。

ーーー進路指導はどのように進められるのでしょうか?

小林
3年生になると、4月と6月に2回、私とスタッフ、保護者、選手で3者面談を行います。

選手の考えをしっかりヒアリングし、保護者の意見も交えながら進路を決めていきます。
この面談は保護者の方に、選手がどんな考えを持っているかを知っていただく場にもなっています。

選手によっては家庭では自分の気持ちがなかなか話しづらいということもあると思うんです。
私たちスタッフとの面談だと素直に話してくれることも多いので、それを保護者に共有することで、より良い進路相談ができると思っています。

選手たち自身は、4月や6月の段階では進学やサッカーについての具体的な情報をほとんど持っていません。
もっと自分のレベルに合った学校を選べるよう、私たちがサポートしています。

特に高校のスカウティングは早く、2年生の冬には声がかかることが多いです。早い段階でアピールすることが重要です。

ーーー進路の選択肢は県外にも及びますか?

小林
サッカーに本気で取り組みたいという選手には、北海道から九州まで、全国各地の強豪校を紹介しています。

進路の提案は、その選手の将来を見据えて提案しています。
高校で終わりではなく、その先の大学や社会人としての進路も考えて、サッカーを続けるにしろ、そうでないにしろ、人間として成長できる環境を重視しています。

選手の特徴が活かせるかどうか、そしてその学校の規模や環境も考慮しています。

強豪校は入ったら終わりではありません。

実力が伴わなければ、行けたとしても高校での活躍は難しいでしょう。

人数が多すぎると出場機会が限られてしまうので、そこも大事なポイントです。

強豪校は選手数が多く、100人以上のチームも珍しくありません。
その中で生き残るのは大変ですが、情報を提供することで、選手が自分に合った道を選べるようサポートしています。

一貫した育成で活躍できる選手に

ーーー技術指導ではどんなことを心がけているのでしょうか?

小林
中学年代のことだけでなく、選手の将来、高校や大学での活躍も見据え、選手が成長できるように指導しています。
高校や大学、さらにはプロの舞台でも輝けるような選手に育てたいですね。

育成の一環として、食育に関する講習会の開催や、コーディネーションに関する専門家を招いてのトレーニングを行っています。

ーーーunionの出身選手たちは、どういった評価をされることが多いですか?

小林
まだチームが立ち上がって間もないので、今の高校1年生が4期生です。

ですが、トップクラスで活躍している選手については、先生方から「しっかり教えられている」と評価されています。

特に守備面での評価が高いですね。攻撃も守備も両方できる選手を育てることが目標です。

unionはジュニア、ジュニアユースのカテゴリーがあるので、小学1年生から中学3年生まで、9年間にわたって育成することができます。

それもunionの強みの一つです。

ジュニアユースが7年目を迎えた今年、初めてジュニアから育った中学3年生がユースで活躍するというモデルケースができました。

以前はジュニアからジュニアユースに上がれなかったケースもあったのですが、今はしっかりと成長してくれています。

結果についてもしっかり実績につなげていきたいと思っています。

いくら育成に力を入れていても、チームとしての成果がないと、選手や保護者の信頼を得るのは難しいところがありますね。

今年は特に良い結果が出ています。
ジュニア、ジュニアユースが、栃木県大会で決勝進出し、準優勝しました。

少しずつ、コツコツ積み上げてきた努力が実を結び始めていると感じます。

最後に

今回のインタビューを通じて感じたのは、unionスポーツクラブが単にサッカー技術を教えるだけでなく、選手一人ひとりの未来を真剣に考えている点です。

ピッチ内での指導はもちろん重要ですが、進路支援に特に力を入れている姿勢が印象的でした。

選手がサッカーを通じて成長し、将来に向けた選択肢を広げられる環境を提供している点は、ユニオンの大きな魅力だと感じます。

一貫した育成と、確実に結果を出しているクラブの姿勢は、選手達の大きな成長が期待できるのではないでしょうか。

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriterCrane
滋賀県在住ライターのCraneと申します。
2022年8月にライター歴5年目に突入、サッカー娘の母歴は丸12年になりました。

どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。

頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。

8チームから12チームくらいの規模の大会、16チーム以上の大きな大会ともに情報は常に募集しています。
大会結果画像、弾けるような笑顔のお写真、選手達のご活躍の様子をぜひお寄せ下さい。いつでもお待ちしています!

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