ちまたにあふれるプロテイン。
でも何が良くてどんなものなのか実はよく知らない…
ネルプロでお馴染みの健康食品やサプリメントのメーカー「ノイカ」さんに聞いてみた!
毎日口にするものですし、成長期を支えてくれるものだからこそいろいろなことが心配です。
・なんでプロテインがいいの?
・ジュニアに大人のプロテインを飲ませるのはいけない?
・食事の代わりにプロテイン、でもいい?
など、専門家に聞いてみました。
お話を聞かせてくれたのは株式会社ノイカの納谷さんです。
お話を聞かせてくれた人
納谷 愛さん
株式会社ノイカ 営業
栄養士
そもそも子どもにもたんぱく質は必要?
▲ノイカはたくさんのジュニア~高校生のプレーを支えています
必要です!たんぱく質は筋肉だけでなく、骨、内臓、脳などを構成する成分ですので、しっかり摂れるようにしておきましょう!
特に第二次成長期(小学校後半~高校中期程度の時期)は大人への体を作るために、普通の生活をしていても、5大栄養素のすべてが、とにかくたくさん(人生で1番くらい)消費されていきます。
そこにスポーツで消費する分もと考えますと…凄まじい量の栄養が必要です。
・では成長期に大きくなるにはたんぱく質だけモリモリ食べればいいの?
そうとは限らないんです!
5大栄養素というくらいですので、この5つがバランスよく摂れていないことには、たんぱく質だけ突出していても、上手く体で吸収されなかったり、体を作る機能が働きにくかったりします。
成長期はプロテインオンリーだけでなく、食事面を全体的にサポートすることが重要です。
・プロテインとは?
プロテインはそもそもたんぱく質を英語で訳した言葉です。
その名の通りたんぱく質がたくさん摂れる粉末飲料の商品名でよく使われています。
・何から作られているの?
たんぱく質が多く入っている食べ物から作られることが一般的です。
代表的なのが牛乳と大豆です。最近では卵、牛肉、米、枝豆などが原料になっているものもあります。
・プロテインのいいところは??
プロテインは基本的な製造工程で脂肪分がかなり低くなりますので、たんぱく質が摂りたいけど脂質を気にしているという方には好んで使われています。(豚バラ肉だと全体の35%が脂質ですが、プロテインの脂質は5%前後)
また、たんぱく質食材を消化吸収するには時間がかかりますが、プロテインは食材を粉末状にしているため、消化吸収スピードが早いことも特徴です。 鶏むね肉は消化吸収に3~4時間かかりますが、ホエイプロテインは1時間以内に消化吸収されます。
・乳清タンパクってなぜいいの?
乳清タンパクはいわゆる牛乳由来です。ネルプロで使用している乳清タンパクは牛乳本来の栄養をなるべく損なわない作り方をしています。
私たちは、まず「食べる力」をジュニアのころから育てることが大切と思っています。ですので、ジュニア用プロテインでも食材に近い栄養のものをお届けできるようにしています。
ちなみに、タンパク質は色んな種類のアミノ酸が組み合わさってできているのですが、牛乳や大豆由来のものはアミノ酸の得点(アミノ酸スコアといいます)が100点であるものがほとんどです。米由来のものでは一部のアミノ酸で不足があり70点くらいになります。あとは飲みやすさや価格面では卵由来や牛肉由来のものでは難しい点があります。
・どんな人に必要なの?
たんぱく質は人の体には必要不可欠な5大栄養素の1つです。(他の4つ:炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル)
好き嫌いはもちろんのこと、食事のバランスに気をかけられないくらい忙しい人や、お肉や魚などに多く含まれる脂肪分で胃腸の調子が悪くなる人では、日々不足が起きているかもしれません。
また、運動愛好者やスポーツ選手ではトレーニングや試合の時に、傷つけた筋肉を修復して大きくしていきますが、その時にもたんぱく質が1日でしっかり摂れているかが重要になります。
・アレルギーがある選手がプロテインを飲む際に注意することは何ですか?
プロテイン製品は基本的に裏面にアレルギーの表記があるはずですので、こちらをチェック頂きご購入いただければと思われます。
あくまでプロテインはたんぱく質を補助する製品ですので、食事内容や量がしっかり食べられている環境であれば、無理に毎日飲む必要があるとは言えません。(メーカーの言うことではないかもしれませんが)
アレルゲンであるもの以外で作られているものが好ましいと思われますが、個人によって反応度など様々と考えられますので、ご使用を検討される方は内容や頻度や量をかかりつけのお医者様にご相談をお願い致します。
マニアックな質問、聞いてみました。
子どものうちからムキムキになりすぎないか心配です。
成長期でたんぱく質の摂りすぎでボディビルダーさんくらいムキムキになることはあまりありません。成長期は筋肉をつけるより背を伸ばす方が優先的に働いている時期だからです。
また、筋肉を大きくするには計画的な負荷トレーニングが必要です。成長期はかなり重いダンベルやベンチプレスなどはあまりされないとは思いますので、その点ムキムキにはなりにくいとは考えられます。
プロテインを飲んでいるのに背が伸びない!!線が細い!!
我が子の身長は特に親心では気になるところですね。
体の成長にはいろいろな因子がありますが(遺伝や消化吸収の内臓の発育などなど)。
プロテインはあくまでたんぱく質の多い補助の製品です。確かにたんぱく質は背を伸ばすためにも必要な素材ですが、食事面で体の成長に一番大切なのは「消費より摂取が上回っているか」になります。
前述しましたが、成長期の栄養の消費量は日常生活×運動量×成長でとてつもない量が毎日無くなります。特に体の中のエネルギーになる物=炭水化物(糖質)は最優先で使われるため、すぐにすっからかんになります。
炭水化物(糖質)がなくなると、体はたんぱく質や脂質を燃やしてエネルギーを生み出そうとしますので、たんぱく質で作られている筋肉などの体づくりは後回しになってしまいます。この状態ではいくらプロテインを飲んでも、体は大きくなりにくいんです。
ベースは食事!食事内容と量を見直しつつ、プロテインなどでサポートをしてあげてください!
よく見るプロテインに、WPなになにとか種類があるけど、何が違うの??
WPI、WPCはホエイプロテインの種類でよくみられる表示です。
WPI:Whey Protein Isolate(ホエイプロテインアイソレート)
WPCからさらにたんぱく質以外のものを分離させて製造しているプロテイン。
不純物(脂質、炭水化物など)が少ない、カロリーが比較的低い、
乳糖がほとんど含まれない、吸収が早いという特徴があります。
WPC:Whey Protein Concentrate(ホエイプロテインコンセントレイト)
自然な乳清に近い状態です。網で濾していらないものをざっくり取り除いたイメージ。
脂質、炭水化物、ビタミンやミネラルの含有量が多い、カロリーが比較的高い、
ラクトース(乳糖)は残りやすい、吸収は比較的早いなどが特徴です。
大人用を子どもに飲ませちゃダメ?
大人用を絶対に飲んではいけない~ということもありませんが、ジュニア用とコンセプトが異なることは多いです。
大人の方がプロテインを飲む環境では
①筋肉を増やす
②ダイエットで置き換え
③好き嫌いや消化力低下によるタンパク質不足解消
が考えられます。
このため、例えば②では満腹感を助長する成分が入っていたり、①では筋肉アップの成分が追加、③ではタンパク質のみに重点を置いたものが多い印象です。
ジュニアは成長期ですので、上記の製品では栄養バランスや食事量に影響が出る可能性があり、本当にジュニアの時期に適した補助となれるかと言われると、疑問がある製品もあります。
このため、ジュニアのためを思って開発された製品の方が好ましいのではと考えられます。
食事の代わりにプロテイン、でもいい?
ジュニア期の成長期は何も身長体重だけの話ではなく、内臓機能の成長期でもあります。食材を消化し栄養を吸収する機能も発達しますので、この時期にはしっかり食事を食べるという行為がやはり重要です。
プロテインは大きなグループわけでは食品ですが、もともとの食材を加工して消化吸収しやすい形にしたものです。このため消化と吸収の発達過程としては簡単に摂取されすぎてしまいます。
プロテインはたんぱく質の摂取を目的とした製品のため、通常の食事のように様々な食材や栄養素をとれるわけではありません。となると、どこかの食事をプロテインに置き換えた場合、1日の栄養バランスに不足が発生します。ジュニア期に必要な栄養素はいずれも膨大な量です。食事をしっかり食べることを大前提として、あくまで補助での使い方がおすすめです。
ネルプロは成長期応援飲料!
弊社の製品「成長期応援飲料ネルプロ」は、たんぱく質の多いプロテインをベースに、オリゴ糖や乳酸菌、血液の素ヘム鉄や、ミネラル豊富なサンゴカルシウム、11種のビタミンをしっかり配合した栄養素を満遍なく摂れるサポート飲料です!
プロアスリートの指導も行っている、スポーツ栄養の先駆者でもある坂元先生(NPO法人日本スポーツコーチ&トレーナー協会代表理事)に監修いただき、プロを目指して練習も食事も頑張っているお子様の助けになれるような製品になっています!
是非とも未来の明るいお子様のサポートとしてご検討ください。
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