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元プロサッカー選手が指導! 準パーソナルトレーニング「関東フォワード塾」とは? 木原 正和氏インタビュー

15サッカー競技の中で花形ポジションと言えば、フォワード。
試合中、華麗なドリブルでディフェンダーを抜きゴールする選手の姿や、力強い弾丸シュートでネットを揺らすシーンは、サッカーをしている子どもたちにとっての憧れです。

日本代表に直結するJリーグ下部組織に、選手を送り出すことを視野に入れて指導をしているGK塾が、2023年5月19日にFW塾を開校します!

今回、FW塾の立ち上げと指導やスカウトで携わる元プロサッカー選手 木原 正和氏に、サッカーをしている子どもたちや、お子さんがサッカーをしている保護者にとって、興味深いお話を伺いました。

(写真提供・引用/木原 正和 氏・関東フォワード塾HP、ZOOM取材・文/choco)

↓本文は写真の下から始まります↓

 5月19日開校!関東フォワード塾


ーー 立ち上げの経緯を教えてください。

木原氏
2023年2月にGK塾を立ち上げた富居代表から「元プロサッカー選手でフォワードをしていたコーチを探している。」と、お話をいただきGK塾を見学させてもらいました。
ぼく自身、プロ引退後にアカデミーのコーチをしたり、個人でパーソナルトレーニングをやっていたこともあり、今までの経験が活かせるのでは?と思ったんです。
「ぜひFW塾をやってくれないか。」という熱い想いに応える形でFW塾立ち上げに至りました。

ーー どんな特徴があるのでしょうか?

木原氏
通常の大規模なスクールでもパーソナルトレーニングでもない、準パーソナルトレーニングというのが「関東フォワード塾」の特徴です。
一度のレッスンは3〜4人の少人数制で行うので、実践形式を取り入れることができ、対人を絡めながら技術の向上に繋げることができます。
パーソナル的要素も含んだレッスンなので、気になること分からないことがあれば、その場で個人的に質問し、個々に指導することもできます。

スピードタイプの選手・シュートが上手な選手・ドリブルが上手な選手・体幹が強くて相手を抑えるプレーが得意な選手など、さまざまな選手のタイプや特徴があると思いますが、個々の長所を伸ばしながらフォワードとしての資質を身につけることができる指導をしたいと思っています。

フィールドプレイヤーには、フォワードの他にミッドフィルダーやディフェンダーなどありますが、今回立ち上げるFW塾はフォワードに特化しています。
もちろん、ポジションがフォワードでなくでも「将来的にはフォワードがやりたい」・「今はミッドフィルダーをやっているが本当はフォワードとして活躍したい」・「プレーの幅を身につけたい」という選手も大歓迎です。

ぼく自身も選手時代、最初はミッドフィルダーからスタートしました。
いろんなポジションを経験して、プロとしてはフォワードもしくはミッドフィルダーの両方をやっていました。
ディフェンダーやゴールキーパーからスタートして、プロではフォワードとして活躍する選手もいるんですよ。
子どもたちの可能性は無限大です!

GK塾でも大切にしていることですが、サッカーでは基礎が何よりも本当に大事です。
FW塾でも、フォワードとして必要な要素やフォワードのベースとなる基礎的なものを身につけることも大切に指導したいと思っています。

大規模なスクールで、コーチが選手一人一人をしっかり見て1対1で指導できる環境を整えることは、なかなか難しいことです。
しかし「関東フォワード塾」は少人数のため、個々の選手に合ったプレーの質を高め、フォワードとして活躍するための基礎と技術を身につけることができます。

プロに必要不可欠なメンタル


―ー FW塾で一番伝えたいことは何ですか?

木原氏
一番伝えたいことは、プロに必要不可欠なメンタルです
プロサッカー選手になるということは、当然ながらサッカーでお金をもらってご飯を食べていくということです。
結果が全てという厳しい世界の中で、自分のミス一つで試合に負けることが周りの人たちに多大なる迷惑をかけてしまうことに繋がる場合もあります。
メンタルを強くしておかないと些細なことでも落ち込んでしまい、精神的にどこまでも崩れてしまいます。

プロのFWになるためには、あらゆる面でメンタルが大切だと言えます。

―ー メンタルの必要性を感じた出来事がありますか?

木原氏
高校3年生の最後の試合で自分がPKを外して負けた試合のあと、一番メンタルの必要性を感じました。
自分のシュートが決まらす、3年生にとって何よりも大事な試合を終わらせてしまったことへの絶望感から、サッカーを辞めようとまで思った出来事です。
でも、プロサッカー選手になって、一番サポートしてもらった両親に喜んでもらいたいという思いが「ここで終わりではない!先がある!」と自分を奮い立たせました。

自分のミスで負けたりした経験がないと成長には繋がらないという自分の中での概念が確立した出来事でもありましたね。
それ以降、何のためにサッカーをやってきたかを常に考え、自分がやってきたことを信じ抜く力が身についたと思っています。

夢を叶えるための道しるべ


ーー 指導者になったきっかけを教えてください。

木原氏
阪南大を卒業した後、大宮アルディージャに入団し、アビスパ福岡へ移籍、その後は海外へ渡ってプレーしました。
カンボジアでは監督兼選手を経験し、指導者としてのスタートはそこです。ぼくの人生において貴重な経験となりました。

その後、ドルトムントサッカーアカデミーで5年ほどコーチを経て、個人でもパーソナルトレーニングをしてきました。
サッカーの技術の向上はもちろんですが、指導する際、大事にしている根底の部分は子どもたちの心の育成です。

常に世界で活躍するサッカー選手になって欲しいと思いながら、子どもたちに接しているのも海外での経験があったからこそだと思います。

ーー 子どもたちへメッセージをお願いします。

木原氏
「プロサッカー選手はかっこよくてキラキラしている」。そう思ってプロを目指して頑張ってきました。
しかし、実際にプロになってみると厳しい世界だということも痛感しました。
サッカー界で選手として生き残って活躍していくためには、サッカーの技術以外にもいろんなものが必要です。

ぼく、身長が165cmなんです!Jリーガーとしては小柄だと思うでしょう?
そんなぼくが、どうしてプロサッカー選手になれたのかというと、人よりスピードが早くてドリブルが得意だったからです。
そういう個性というか武器がないと活躍できないし、スカウトの目にも止めてもらえない、もちろんプロとして入団までには至りません。

自分自身、小さい頃から「プロサッカー選手とはどういうものか」という部分も教わっていたら、もう少し人生が変わっていたかもと思う時もあります。

ぼくが小学1年生の時にJリーグが開幕したので、昔はプロサッカーというものがなかった時代、プロの経験がない指導者に教わって、ぼくらはサッカーをやってきたわけです。

プロを経験した今の僕らの世代が、子どもたちに「世界のサッカーとは、プロサッカー選手とは、こういうものだ」と経験したことを伝えることができるのは、プロを目標とする子どもたちにとって、夢を叶えるための道しるべになるのではないでしょうか。
実際に自分が経験したことを伝えることができるのは強みだと思っています。

Jリーグ下部組織や強豪街クラブに入団したい選手、強豪校で試合に出たい選手、所属チームで活躍したい選手、もちろんサッカーを始めたばかりの選手も、さまざまな選手との出会いを楽しみにしています!

お話を聞かせてくれた方

木原正和

M&Aスターキャリア株式会社  M&Aエグゼクティブアドバイザー
関東フォワード塾 代表 兼 コーチ

資格
日本サッカー協会公認B級ライセンス

経歴
幼稚園から兄の影響でサッカーを始める

小学校
山口県代表に選出、U-12ナショナルトレセンに選出

中学校
全国大会で最優秀選手に選出、U-15ナショナルトレセンに選出、U-15日本代表候補

サンフレッチェ広島ユース入団
高校1年・2年 全国クラブユース選手権優勝、2年生 高円宮杯優勝、3年生 U-18日本代表に選出

阪南大学サッカー部入部
大学1〜4年 関西選抜Aに選出、3年 関西リーグ優勝、4年 ユニバーシアード日本代表に選出(世界3位)

卒業後、大宮アルディージャ入団
2012年 アビスパ福岡
2014年 カンボジアタイガー(監督兼選手)
プロサッカー選手引退後、 2018年よりドルトムントサッカーアカデミーコーチを5年間務め、2021年からはパーソナルトレーニングも始める

関東フォワード塾

2023年5月19日 開校

【スクール開催場所】

火曜日:池袋
金曜日:横浜市

【特色】

・長所に特化したトレーニング
・元Jリーガーによる準パーソナル指導
・少人数特化型の徹底指導
・プロになるには必要不可欠なメンタル強化

参照サイト:関東フォワード塾 HP

最後に

木原正和氏の第一印象は「爽やかで明朗快活」。インタビューの一つ一つの質問に対して、真剣な眼差しで一生懸命に答えてくださる姿は誠実そのもの。熱い想いがひしひしと伝わってきました。
元プロサッカー選手というキャリアを活かして子どもたちの育成を形にしていくFW塾の今後の展開に目が離せません!

大変お忙しい中、インタビューにお答えくださった木原正和氏、本当にありがとうございました。

フォワードをしているお子さんをお持ちの保護者、フォワードとしてのノウハウを身につけたいと思う選手、本気でプロのサッカー選手を目指したいと思う小中学生のみなさん、フォワードの技術を本気で身につけ、サッカー選手になる夢を現実に変えませんか?

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寄稿者プロフィール

JUNIORSOCCER NEWSWriterchoco
ライターを始めて5年経ちました。
わたし自身もサッカー少年3兄弟の母です。
2024年度、長男は社会人・次男は大学生2年生・三男は高校3年生になります。
3人ともサッカー現役。週末、息子たちの試合の追っかけをしては、チームの成長を感じ幸せな気持ちになる日々を送っています。

サッカーを頑張る選手たち、それを支える保護者や指導者の方々。
サッカーに関わるすべての方に寄り添えるような記事が書けるよう、これからも精進していきたいと思います。

担当は東京4種です。
みなさまからの大会情報を心よりお待ちしております!

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