「ジュニアサッカーNEWS」読者より寄せられた「お悩み」に、グリーンカードのライターたちがお答えする11回の特集の中で、今回は第10弾として「メールやLINEで失敗しない編」をお送りしたいと思います。
コロナ禍で、行事やレクレーションを行ったりする機会も減ってしまい、更には無観客の中でサッカーの試合が行われるなど、保護者同士で会うことが激減し、メールやLINEなどでのやり取りも増えたのではないでしょうか?
今回は、メールやLINEなどのやり取りの中で、誤解を招くことなくやり取りできるような、文章のコツのようなものはありますか?というご質問です。
自身がサッカーやフットサル経験者やサッカー指導経験者、サッカーを頑張る子どもたちの保護者など、弊社に在籍しているライターたちが、さまざまな視点から、それぞれの切り口でお答えしていきます。
みなさんが解決の糸口をみつけることができ、今後の参考にしていただけたら幸いです。
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こんな時どうする?
Q、コロナ禍で会う機会が減ってしまい、文章のみでのやり取り多くなりました。時と場合によっては、そのやり取りの中で誤解を招くことがあります。文章だけのやりとりのコツのようなものはありますか?
ー文字だけだと怖い口調に見えるので、文の途中や最後に笑顔のマークや絵文字を必ず使うようにしています。
文章だけのやりとりは、難しいですよね。
どこかで「やわらかパウダー」をまぶして伝えたらいいよと読みました。これは、「褒める点は褒める」「否定をしない」を意識してみるというものです。
文字だけでのコミュニケーションは、本来対面では読み取れる表情も声のトーンも無いのですから、誤解を招きやすいという点を念頭に置いて、説明や状況を意識して詳細に使えることや、やわらかく伝えることを意識することで、変な軋轢や誤解は避けることができると思います。
実は、グリーンカードは完全リモートなので、文字でしかお話したことがない人ばかりです。ですが、しっかり状況説明やフォローもしてくださり、やさしい方達ばかりだと思えているので、皆さん「やわらかパウダー」の使い方がすごく上手なんだと思います。
参照本:「Webライティング」佐々木ゴウ 著 株式会社翔泳社
文章に相手を思いやる気持ちの表れが大切だと思います。
相手の心をつかむ文章だと読んでいる方も気持ちがいいですよね!
文章を送る前に、一度読み直し「この文章で、気持ちが伝わるのか?相手はどんな解釈をするか?誤解を招かないか?」そこは拘って送信しています。
チームの応援などに関する大切な要件の場合は簡潔に回りくどくなく、明確に記載することが誤認を防ぐ一番の近道です。
ですが、そうすることで、どうしても語気が強くなってしまうことがあります。なので最初に断りを入れるようにします。
「誤認を防ぐために明確に記載していますので、言葉がきつく感じたら申し訳ありません。分からないことはお気軽に質問してください」という感じの注釈を入れるようにしておけば大丈夫だと思います。
「私文章下手なので」というのが1番よい予防線になると思います。絵文字もいいですね!
「文章下手なので伝えられているかわからないのですが」「すみません、まとまらなくて。わからなかったら聞いて下さい」とか、「出先なので箇条書きで失礼します」とか、ひとこと気遣いの言葉をいれるだけでずいぶん違うのではないでしょうか。
文章は長ければ長いほど誤解が生まれる余地があると思っています。
プライベートならどんなに長くてもいいと思いますが、要件のときは簡潔に短く、のほうが伝わりやすいです。
婉曲に伝えようとして長い文章を書いたところで、読んでもらえなければ意味なし、です。
要件のグループでは短く事務的に、プライベートのグループでは長文だろうが絵文字爆裂だろうがよし、というマイルールにしてはいかがでしょう。
あと、文字のコミュニケーションも「慣れ」です。失敗してもいいじゃないですか、ぜひ慣れていってください。
どれほど文才がある人でも、文章だけのやり取りを続けていれば、時に解釈の齟齬や感情の行き違いを生むことは避けられません。ですので、そのことを最初にメンバー間で了解しておくと良いでしょう。
「文章のみだと誤解を生むこともあるけど、その時はお互い冷静に修正しようね」という風に。「誤解が生まれることは悪いことじゃない」という共通理解を作っておく必要があります。
文章に「柔らかパウダー」をまぶし、相手を思いやる気持ちを表すと上手くいく!
いかがでしたか?
ライターたちの経験上、「絵文字を使う」「柔らかパウダーをまぶす」「明確に記載する」「誤解が生まれることは悪い事ではないという共通理解を作る」「文章が下手だという予防線を張る」「長い文章を書かず完結にする」「文章を書くことに慣れる」など、いろいろなアドバイスがありました。
これらのアドバイスから感じたことは、文章のやり取りには、特に相手を思いやる気持ちが大切だということです。
あるライターもコメントしていますが、弊社グリーンカードのライターたちは、日本全国各地に在住しており、リモートで仕事をしているので、ほとんど顔を合わせたことがありません。
そんな中、わたしはこの仕事を4年やっていますが、ライター同士のやり取りの中で、まだ1度も嫌な思いをしたことがありません。
それは、それぞれのライターの文章に「相手を思いやる気持ちやリスペクトする気持ち」を多々感じるからだと思います。
時には、うまく気持ちが伝えられす誤解が生じることもあるかもしれません。そういう時にも、すかさずフォローの言葉が飛び交います。
毎日のライター同士の色々なやり取りの中で、ひとりひとりが受け取る人を思いやりながら文章を書いていると強く感じます。
また、それが文章で上手くやり取りするコツのような気がしています。
具体的に言うと、ライターたちのアドバイスにもあったように、文章の中に絵文字を使って文章が与える印象を和らげることや柔らかい言葉を使うこと、誤解を招かないように明確に簡潔に伝えることは大切なことだと思います。
また誤解が生じても、お互いがフォローする気持ちを持っていたり、初めからそういうものだという共通理解があれば、結果として上手くいくのではないかと感じました。
サッカーチームの保護者の交流のみならず、PTA活動や学校行事、仕事や友達との交流に至るまで、メールやLINEでのやり取りが求められる時代になりました。
相手のことを思い、気遣って文章を書くことがどれだけできるか、また受け取る側も文章を書いた人の意図を感じ取る優しい気持ちが大切なのではないかと思います。
ライターが紹介してくれた『参照本:「Webライティング」佐々木ゴウ 著 株式会社翔泳社』も、ぜひ参考にしてみてください。
読者のみなさんの感じ方が違うように、ライターの感じ方も十人十色。それぞれのライターの経験談や感じていることが、みなさんの心に響き「うんうん、すごく共感できる!」、「なるほど!そう考えれば気持ちが楽になるのか!」、「これは自分とはちょっと違う、自分はこうしよう!」など、お悩みの解決に繋がるヒントとなり、今後の参考になれば嬉しいです。
答えてくれた6人のライター紹介
Crane
びわ湖のほとりの住人でしたが現在は関東在住。
サッカー保護者歴は丸12年。子供は2人で下の子は現在もサッカーを続けています。
どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。
mar
福岡在住。自身もサッカー少年の母でサッカー保護者歴8年。
息子1名。(高校生,街クラブ所属)
保護者目線で「保護者が知りたい情報」を迅速にお届けするため、日々奮闘中。
いろいろな方の貴重なお話を直接聞けるこのお仕事にわくわくさせてもらっている毎日です。できるようになりたいこと、勉強したいことが山のようにあります。一つずつチャレンジしていきたいと思います。
hiro
大阪在住。息子が年長からサッカーを習っておりサッカー保護者歴10年。
子供は、娘(大学3)と息子(中3)の2人。
娘の時から、PTAの役などコツコツとこなしているので、気の合う保護者がいればラッキーぐらいの気持ち。
保護者の付き合い方は割り切りが大事だと思っている。
高嶋
福井出身、福岡経由でUターン。
現在、社会人フットサルで活動しています。
保育士の仕事をしていたので、子供たちとどのように関わるべきか、今この子に必要なものは何か、ということを常に考えていました。
保護者から色々な相談を受けることもありましたが、そのたびに、皆もっとシンプルに子供と向き合えばいいのになーと思っていました。
サッカーは頭も体もフルに使うので、子供の成長発達という面からも大変効果があると考えています。
ジュニアサッカーNEWSでの仕事を通して、日本のサッカーの裾野を広げていきたいです。
水下
群馬県出身、東京都在住。サッカー保護者歴14年。
3人(男子1人女子2人)の子どもの母。長男は5歳からサッカーをしていて、高校サッカーを卒業して現在GKコーチ。
今年弊社が配信したハトマークはブロックの予選リーグ勝ち星なしで敗退でしたが、思い出の大会でもあります。あの時、ちゃんと試合できるたくさんのチームの中で「ゴールはどっち!?」ってコーチが悲痛に叫んでいたなあ、と…
お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを、みなさんも楽しんでくださいますように。
choco
宮崎出身、熊本在住。サッカー保護者歴20年。
社会人の長男、浪人生の次男、高校1年生の三男ともに3歳からサッカーを始めたサッカー少年たちの母。
サッカーとは「人間性を育ててくれるもの」と、特に子どもたちの心の成長を楽しみにサッカーと関わってきたので、いまだにサッカーが好きで続けている三兄弟の姿は嬉しいです。
三男は無名の小さなチームから強豪校へ進学しました。子どもたちがサッカーを愛して止まないことや三男が強豪校で頑張ってくれていることは、三兄弟の中学時代の監督が「育成を軸に導いてくださったこと」、「子どもの力を引き出してくださる高い指導力」、そして何より「サッカーが好きだという気持ちを育ててくださった」おかげと心から感謝しています。
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