みなさんは、お子さんがサッカーをする上で困ったことや悩んでいることはありませんか?
弊社には、子どもがサッカーをしている(していた)保護者、自身がサッカーやフットサル経験者、サッカー指導に関わってきたなど、多数のライターが所属しており、その子どもたちの中には「現役のサッカー少年少女」・「強豪校やクラブチームのユースで頑張っている」・「長年、サッカーを続けた後、現在はコーチをしている」・「プロサッカー選手」など、さまざまなサッカー経験者がいます。
そこで今回、「ジュニアサッカーNEWS」読者より寄せられた「お悩み」に、グリーンカードのライターたちがお答えする特集を11回にわたり発信したいと思います。今回は、その第2弾です!
ライターたちの これまでの経験や想いによって、「お悩み」解決の糸口をみつけることができ、みなさんの気持ちが少しでも軽くなれば幸いです。
【チーム内の温度差編】
【連絡しても返信くれない編】
【人数が多すぎて選手と保護者が結びつかない編】
【上手な卒団式の準備編】
【チーム全体で仲良くする方法編】
【勝手に繋がりたくない!編】
こんな時どうする?
Q、チーム全体に送った連絡を誰が読んで了承されたのか確認ができません。特に配車の調整や大切な連絡などに回答をして欲しい時、必ず毎回のように回答しないご家庭があるのです。「了承しました。」という返信をいただくには、どうしたらいいでしょうか。
—返信してくれない人は何をどうしても返信してくれないので「◯日までにお返事がない場合はご了承いただけたとさせていただきます。」の一文を最初から全体に向けて入れておく。(その人だけに入れると波風が立つので全体へのお知らせに入れましょう)
私はグループLINEのノート機能を活用して、読んだらスタンプをまず押してもらっていました。これで誰が読んだかが分かります。その後にコメント欄に回答をもらうようにします。また「読んだらスタンプを必ず押してください」という呼びかけをすることで人目に触れるようになるので「押さなければならない」という気持ちになってもらう効果が多少出せたように思います。
グループに連絡を入れる時に毎回「いつまでに必ず返信をください。期限までに返信が無い場合はご希望に添えない場合があります」というように一言入れるようにもしていました。
上記の方法はもうやっていらっしゃることかもしれません。回答をくれない方はどのチームにも必ずいるものですよね…大変だと思いますがゼロにはできないかなと思いますので個別対応することになりますよね…。各ご家庭に色々な事情があることは分かりますが、期限があることなので「締め切りを守ってもらいたい」という意思をはっきりお伝えしてみるのもひとつの方法かもしれません。
サッカーの試合と同じで、チームとしてのルールを明確に共有しておく必要があります。「読んだら必ず了承かどうかの返信をしてください。これはチームの運用上、絶対に必要なことです」ということを、「チーム保護者」のメンバー全員が理解するまで地道に説明しましょう。
それでも返事をしてくれない場合は、電話するなど個別の手段を取るしかありません。あるいは何か特別な事情があるかもしれないので、尋ねてみてもいいでしょう。
返事はきっと来ないでしょう。
毎回回答しないのは「うっかり」ではなく、聞かれると困るので返事をしないのだと解釈しています。
期限を切って、来ない連絡を待つのはやめましょう。
そのうち、自分以外のお母さんたちが「もやっ」とし始めます。
もやっとするお母さんが半数くらいになったら、「ではどうしたらいいかな」とみんなで考えるのが良いと思います。1人の意見で集団を動かすことは出来ませんが、集団になれば良い方向にチームを動かすことも出来るかと思います。
連絡を取る方法もいろいろありますね、LINE・らくらく連絡網・BANDなどなど。チームに合った連絡方法が見つかるといいですね。
LINEは既読がつくので「意見がある方のみ連絡をお待ちしています。人数分の既読がついたら全員了承とみなします。」というルールを作って連絡していました。
返信しなくてもいいと思っていらっしゃるだけかもしれないので、個別に聞いてみるのが1番早いと思います。そして、「スタンプだけでもいいので、何かリアクションしてもらえると有り難い」と実際に会った時にさらっとお話しされたら、如何でしょうか?
答えてくれた6人のライター紹介
Crane
びわ湖のほとりの住人でしたが現在は関東在住。
サッカー保護者歴は丸12年。子供は2人で下の子は現在もサッカーを続けています。
どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。
mar
福岡在住。自身もサッカー少年の母でサッカー保護者歴8年。
息子1名。(高校生,街クラブ所属)
保護者目線で「保護者が知りたい情報」を迅速にお届けするため、日々奮闘中。
いろいろな方の貴重なお話を直接聞けるこのお仕事にわくわくさせてもらっている毎日です。できるようになりたいこと、勉強したいことが山のようにあります。一つずつチャレンジしていきたいと思います。
hiro
大阪在住。息子が年長からサッカーを習っておりサッカー保護者歴10年。
子供は、娘(大学3)と息子(中3)の2人。
娘の時から、PTAの役などコツコツとこなしているので、気の合う保護者がいればラッキーぐらいの気持ち。
保護者の付き合い方は割り切りが大事だと思っている。
高嶋
福井出身、福岡経由でUターン。
現在、社会人フットサルで活動しています。
保育士の仕事をしていたので、子供たちとどのように関わるべきか、今この子に必要なものは何か、ということを常に考えていました。
保護者から色々な相談を受けることもありましたが、そのたびに、皆もっとシンプルに子供と向き合えばいいのになーと思っていました。
サッカーは頭も体もフルに使うので、子供の成長発達という面からも大変効果があると考えています。
ジュニアサッカーNEWSでの仕事を通して、日本のサッカーの裾野を広げていきたいです。
水下
群馬県出身、東京都在住。サッカー保護者歴14年。
3人(男子1人女子2人)の子どもの母。長男は5歳からサッカーをしていて、高校サッカーを卒業して現在GKコーチ。
今年弊社が配信したハトマークはブロックの予選リーグ勝ち星なしで敗退でしたが、思い出の大会でもあります。あの時、ちゃんと試合できるたくさんのチームの中で「ゴールはどっち!?」ってコーチが悲痛に叫んでいたなあ、と…
お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを、みなさんも楽しんでくださいますように。
choco
宮崎出身、熊本在住。サッカー保護者歴20年。
社会人の長男、浪人生の次男、高校1年生の三男ともに3歳からサッカーを始めたサッカー少年たちの母。
サッカーとは「人間性を育ててくれるもの」と、特に子どもたちの心の成長を楽しみにサッカーと関わってきたので、いまだにサッカーが好きで続けている三兄弟の姿は嬉しいです。
三男は無名の小さなチームから強豪校へ進学しました。子どもたちがサッカーを愛して止まないことや三男が強豪校で頑張ってくれていることは、三兄弟の中学時代の監督が「育成を軸に導いてくださったこと」、「子どもの力を引き出してくださる高い指導力」、そして何より「サッカーが好きだという気持ちを育ててくださった」おかげと心から感謝しています。
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最後に
いかがでしたか?みなさんのお悩みの糸口になるような回答があったでしょうか?
今回は「連絡しても返信くれない」というお題にお答えしました。
みなさんも連絡しても返信がない時に困った経験がありませんか?ライター達も先輩保護者としての経験を教えてくれています。
「あらかじめ、チームとしてのルールを作っておく。」、「グループLINEなどの既読やスタンプ機能を使う。」、「個別に連絡を取ってみる。」、「来ない返事は待たない。」などなど、ストレスを感じずに返信を得る方法や承認を得るヒント、たくさんありますね。
前回の「チーム内の温度差編」でも、温度差があることが人と人との間にストレスを与えてしまうことが問題だということに触れましたが、ストレスを高く感じるチームは団結力に欠け、チーム力や士気が下がることが想像できます。保護者同士、ストレスを感じる機会が少しでも減るように、チームに協力する意識を高く持って子どもたちを支える雰囲気づくりをしたいですね。
今回のお悩みについても、自分たちのチームに合った、お互いにストレスが溜まらない連絡のやり取りをみつけることが大切だと感じました。
サッカーはチームスポーツです。子どもたちはサッカーからチームの一員としてどう行動すればいいのかということも学ぶ機会が多いのではないかと思います。わたしたち保護者も、子どもたちと一緒にチームワークを大切にし良い雰囲気を作るための協力を心がけることで、チーム全体の協力体制が整い、連絡しても返信がないという状況が改善されるのではないでしょうか。
読者のみなさんの感じ方が違うように、ライターの感じ方も十人十色。それぞれのライターの経験談や感じていることが、みなさんの心に響き「うんうん、すごく共感できる!」、「なるほど!そう考えれば気持ちが楽になるのか!」、「これは自分とはちょっと違う、自分はこうしよう!」など、お悩みの解決に繋がるヒントとなり、今後の参考になれば嬉しいです。
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