「ジュニアサッカーNEWS」読者より寄せられた「お悩み」に、グリーンカードのライターたちがお答えする11回の特集の中で、今回は第5弾として「チーム全体で仲良くする方法 編」をお送りしたいと思います。
チームによっては人数が多く、同じ学年でAチームとBチームに分かれて試合に出場したり、活動したりするということも多々あることと思います。
今回のお悩みは、子どもたちがAチームとBチームに分かれることによって保護者も子どもたちもAとBそれぞれに分かれてしまい、全体で仲良くしていきたいのにチームに一体感が生まれないという保護者のお悩みです。
自身がサッカーやフットサル経験者やサッカー指導経験者、サッカーを頑張る子どもたちの保護者など、弊社に在籍しているライターたちが、さまざまな視点から、それぞれの切り口でお答えしていきます。
みなさんが解決の糸口をみつけることができ、チーム一丸となって応援できるような雰囲気作りができたら幸いです。
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こんな時どうする?
Q、同じ学年でAチームとBチームがあり、保護者も子どもたちもAとBそれぞれに分かれてしまいます。そのため、Aチームの保護者の応援にBチームの保護者が入れず、チームに一体感が生まれません。子ども達が楽しければ、それでいいとは思うのですが、何かモヤモヤします。チーム全体で仲良くするには、どうしたらよいでしょうか。
サッカー以外の行事をやるのはどうでしょうか。例えばキャンプでカレー作りや焼き芋大会など。普段はサッカーが得意な子や運動が得意な子の活躍が目立つと思いますが、スポーツ以外のことを一緒にさせると、いつもと違った子が活躍したりするので、経験上良かったです。
チーム全体で仲良くしていきたいと思われているのですね。
まず、チームによって違うかも知れませんが、A、Bの2チームあれば、参加する大会も違ったりして同じ会場に行かないことも多々あると思います。顔を合わせる回数が違うと話しかけやすさなど変わってくるのも当然だと思います。
一緒の会場になった時に積極的に話しかけてみたら、どうでしょうか。
それでも何か入りにくさを感じるのなら、それはそんな人達の集まりなのだと割り切ったらいかがでしょう。世の中には、合う人と合わない人がいるので、気の合う人と楽しまれてはいかがでしょうか。
Aチーム・Bチーム、垣根がある場合がありますよね、わかります。
そういう時、特にAチーム保護者の気遣いは欠かせないと思います。Bチームの保護者に話しかけたり、保護者同士お互いに気遣い交流を大切にすることが大事だと感じます。
子どもがBチームだと輪に入ること自体、気おくれしますよね。そういう気持ちを組んでくださる保護者がAチームにいると、そのサッカーチームは一致団結する力がついて強くなる気がします。子は親の鏡です。(今までの経験上)
子どもたちのチームを強くしたいなら、保護者が協力してチームの輪づくりをすることで、子どもたちは安心して伸び伸びとサッカーに打ち込むことができると思います。
この問題はなかなか難しいですよね。
チームの指導者が子供たちを導いてA,B同じ熱量を持ってそれぞれに上を目指すという雰囲気を作って下さらない限り、保護者だけの力で状況を変えるのはなかなか難しいなと感じます。
サッカーに関する考え方も家庭によってそれぞれなのでそれぞれの考え方も受け入れなくてはいけないですし、難しいかなと思います。
チーム側が「チームはみんな同じ仲間」という雰囲気づくりをしたり、子供個人というよりチーム全体のファンになるような働きかけをしてくれたらそれが一番ですが、それが出来ない場合はまず、仲良くしている保護者の方と一緒に自分のお子さんのいる方のチームだけでなく、もう一方のチームの応援に行くなどして先に歩み寄ってみても良いかもしれません。
入れないとはすごいですね。
ばらばらな場所で応援している状態でしょうか。
Bだった子がAに入ったら、それは保護者の方も移動するのでしょうか。逆もそうなんでしょうか?
「子どもがAチームだからBチームの親とはつるまない」という方々は、子どもの進学先の中学校、高校以外の保護者とはつるまないのかもしれません。だとしたら、いずれ縁の切れる方々。一生の仲間にはなり得ない、と思って今このときだけの関係を傍観するのもよいとおもいます。
それでも仲良くしたい場合、誰かを誰かと仲良くさせることはできないとおもうので、まずあなたが中間地点で応援するところから始めるのはどうでしょう。
親御さんが離れて応援しているのは、よそのチームから見ると非常にわかりやすく、「あそこのチームは仲が悪いね」とすでに言われていると思います。「離れて応援してると仲悪いって言われちゃうから~」とじわっと距離を縮めていくのもいいかもしれません。Aチームのお母さんも「Bチームの保護者の方から避けられている…」と思っている人がいるかもしれません。いつかみんなで一体となって応援できますように!
そのチームが、どの程度の温度感でサッカーに取り組んでいるのかによります。
1:将来プロになることも見据えて、競技として本気で取り組んでいる場合
実力によってAとBに分かれるのは、ある程度仕方のないことかもしれません。保護者も、他人の子供やその保護者のことまで気遣う余裕は無いでしょう。
もしお子様が「自分もAに上がりたい!」と熱意を持って取り組んでいるなら、それを見守ることに集中し、あまり他のことは気にしない方が良いです。逆に、お子様もチームの状態に息苦しさを感じているようであれば、すぐにクラブを変えるべきです。
2:サッカーを楽しむこと自体を目的にしている場合
クラブのコーチやスタッフに「何とかしてください」と相談しましょう。チームに一体感が生まれないのは、100%指導者の責任です。相談した際には、「私たち保護者も出来ることはしますので、言ってください」と協力する姿勢を示せば、コーチ側も前向きに取り組んでくれると思います。
自分の行動を変えることでチームに変化をもたらそう!
いかがでしたか?みなさんのお悩みの糸口になるような回答がありましたか?
今回は「同じ学年でAチームとBチーム関係なくチーム全体で仲良くするには?」というお題にお答えしました。
ライターたちの経験上、「サッカー以外の行事をやって交流を図る」「積極的に話しかけてみる」「気の合う人と過ごす」「保護者同士お互いに気遣う」「指導者に相談してみる」「自分が中間地点で応援してみる」「一生の仲間にはなり得ない、と思って今この時だけの関係を傍観する」「ある程度は仕方ないことと割り切り、他の保護者や子供たちを気遣わない」など、いろいろなアドバイスがありました。
これらのアドバイスから感じたことは、まずは自分が行動を起こしたり考え方を変えてみることが大切だということです。
「子ども達が楽しければ、それでいいとは思うが、少し加熱しすぎている気がする。」「Aチームの保護者の応援にBチームの保護者が入れず何かモヤモヤするが、この気持ちはBの保護者にしか分からない感情。」「上手になってAへ上がればいいのではとも言われそうだが現実的にそれができているのであれば苦労はしない。」など、AチームとBチームに分かれて活動するチームの保護者の悩みは尽きないかもしれません。
しかし、頑張る子どもたちを応援したいという保護者の気持ちは共通だと思います。その気持ちを大切に、お互いのことを思いやり、チーム一丸となって子どもたちが全力でサッカーを頑張ることができる過ごしやすい環境をみんなで作りませんか?
チームスポーツであるサッカーから、子どもたちは「チーム一丸となって勝利を掴むために自分はどう行動すべきか」ということも学んでいると思います。
わたしたち保護者が子どもたちの手本となれるよう、少しだけ行動や考え方・視点を変えてみることから始めたら、チームの雰囲気も少しずつ変わってくるのではないでしょうか。
また、解決できない時には一人で悩まず、指導者や親しい保護者などに相談をして、一緒に答えを導き出していくのも一つの方法だと思います。
読者のみなさんの感じ方が違うように、ライターの感じ方も十人十色。それぞれのライターの経験談や感じていることが、みなさんの心に響き「うんうん、すごく共感できる!」、「なるほど!そう考えれば気持ちが楽になるのか!」、「これは自分とはちょっと違う、自分はこうしよう!」など、お悩みの解決に繋がるヒントとなり、今後の参考になれば嬉しいです。
答えてくれた6人のライター紹介
Crane
びわ湖のほとりの住人でしたが現在は関東在住。
サッカー保護者歴は丸12年。子供は2人で下の子は現在もサッカーを続けています。
どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。
mar
福岡在住。自身もサッカー少年の母でサッカー保護者歴8年。
息子1名。(高校生,街クラブ所属)
保護者目線で「保護者が知りたい情報」を迅速にお届けするため、日々奮闘中。
いろいろな方の貴重なお話を直接聞けるこのお仕事にわくわくさせてもらっている毎日です。できるようになりたいこと、勉強したいことが山のようにあります。一つずつチャレンジしていきたいと思います。
hiro
大阪在住。息子が年長からサッカーを習っておりサッカー保護者歴10年。
子供は、娘(大学3)と息子(中3)の2人。
娘の時から、PTAの役などコツコツとこなしているので、気の合う保護者がいればラッキーぐらいの気持ち。
保護者の付き合い方は割り切りが大事だと思っている。
高嶋
福井出身、福岡経由でUターン。
現在、社会人フットサルで活動しています。
保育士の仕事をしていたので、子供たちとどのように関わるべきか、今この子に必要なものは何か、ということを常に考えていました。
保護者から色々な相談を受けることもありましたが、そのたびに、皆もっとシンプルに子供と向き合えばいいのになーと思っていました。
サッカーは頭も体もフルに使うので、子供の成長発達という面からも大変効果があると考えています。
ジュニアサッカーNEWSでの仕事を通して、日本のサッカーの裾野を広げていきたいです。
水下
群馬県出身、東京都在住。サッカー保護者歴14年。
3人(男子1人女子2人)の子どもの母。長男は5歳からサッカーをしていて、高校サッカーを卒業して現在GKコーチ。
今年弊社が配信したハトマークはブロックの予選リーグ勝ち星なしで敗退でしたが、思い出の大会でもあります。あの時、ちゃんと試合できるたくさんのチームの中で「ゴールはどっち!?」ってコーチが悲痛に叫んでいたなあ、と…
お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを、みなさんも楽しんでくださいますように。
choco
宮崎出身、熊本在住。サッカー保護者歴20年。
社会人の長男、浪人生の次男、高校1年生の三男ともに3歳からサッカーを始めたサッカー少年たちの母。
サッカーとは「人間性を育ててくれるもの」と、特に子どもたちの心の成長を楽しみにサッカーと関わってきたので、いまだにサッカーが好きで続けている三兄弟の姿は嬉しいです。
三男は無名の小さなチームから強豪校へ進学しました。子どもたちがサッカーを愛して止まないことや三男が強豪校で頑張ってくれていることは、三兄弟の中学時代の監督が「育成を軸に導いてくださったこと」、「子どもの力を引き出してくださる高い指導力」、そして何より「サッカーが好きだという気持ちを育ててくださった」おかげと心から感謝しています。
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