高校サッカーの冬の風物詩であり、全国高校サッカー部の頂点を決める高校サッカー選手権の応援歌が決定しました。
応援歌はテレビ中継のエンディングで流れ、決勝戦の試合前に会場でライブパフォーマンスが行われることもあります。
1994年の第73回大会から30年近く毎年、数多くのアーティストが応援歌を歌ってきました。
そして今年の応援歌は、Saucy Dogの「現在(いま)を生きるのだ。」に決定しました。
第101回全国高校サッカー選手権開催
2022年度選手権大会は、2022年12月28日に開幕し2023年1月9日に決勝を迎えます。
組み合わせ抽選会は2022年11月21日(月)に実施されます。
日程
2022年12月28日(水)~2023年1月9日(月祝)
会場
<東京>国立競技場、駒沢陸上競技場、味の素フィールド西が丘
<神奈川>等々力陸上競技場、ニッパツ三ツ沢球技場
<埼玉>浦和駒場スタジアム、NACK5スタジアム大宮
<千葉>県立柏の葉公園総合競技場、ゼットエーオリプリスタジアム
大会概要
ノックアウト方式により優勝以下第3位までを決定、3位決定戦は行わない。
勝敗の決定しない場合はPK方式により勝利チームを決定する。決勝戦のみ延長戦を行い、それでも決しない場合はPK方式を実施する。
参照サイト:JFA
応援歌はSaucy Dogの「現在(いま)を生きるのだ。」に決定!
2021年度選手権の応援歌は、「いつか」、「シンデレラボーイ」などの代表曲がストリーミングの累計再生回数2億回突破し、若い世代から絶大な支持を集めているSaucy Dogに決定しました。
Saucy Dogは、石原慎也(VO/Gt)、秋澤和貴(Ba)、せとゆいか(Dr/Cho)による3ピースギターロックバンドです。
応援歌に決定したSaucy Dogのさんからのコメントインタビュー
Q.応援歌のオファーを受けて
【石原】
正直不安の方が大きかったんですが、Saucy Dogらしい応援歌、Saucy Dogだから歌える応援歌を作って欲しい、というお話だったので、僕らしく、書いてみました。
【せと】
高校サッカーというと、「青春」という感じがして、自分たちに高校生の皆さんの青春の時間を背負えるのか、という気持ちもありました。それでもやっぱり率直にすごく嬉しかったです。
【秋澤】
仲のいい友達が、高校生の時にサッカー部のキャプテンをやっていて、その練習の大変さを見たり聞いたりしていたので、そういう大きな舞台に立つ皆さんに向けての曲を作れる、というのが単純に嬉しかったですね。
Q.どんな思いを込めて応援歌を作成したか
【石原】
色々高校サッカーの資料を見たり、アニメを見たり、漫画を見たり、小説読んだりと色々したんですが、ただ、それを見ただけでインプットして作るのも違うな、一生懸命やっている人に失礼かもなって思って、自分たちだから作る、自分たちの経験した青春を書いてもいいんじゃないかな、と思って書かせてもらいました。ずっと一緒にやってきた仲間たちともっと一緒にやっていきたい気持ち、仲間たちに感謝の気持ちはあるけど、ずっと一緒にいるからなかなか言えなかったりとか、そのもどかしさを自分たちの経験を重ねて、書いたりもしました。
【せと】
今までの自分たちの曲で伝えてきたことと通ずる思いがどんどん入ってきて、もちろん高校サッカーに取り組む皆さんに絶対何かしら響く曲になったとも思うし、そうじゃない人が聴いても凄く共感できるポイントがたくさん入ったなって思っています。
Q.タイトル「現在(いま)を生きるのだ。」に込めた思い
【石原】
コロナ禍で思うように練習ができなかったり、マスクをして練習しないといけなかったりとか、色々な苦労があったと思うんですけど、その中でも頑張って生きていた、自分達の目標に向かって生きてきた、っていうのが僕の中で熱くなるものがあって、「現在を生きるのだ。」にしました。高校サッカーは101回目。ここから再びスタートするという意味も込めています。歌詞にもありますが「アニメや漫画じゃない僕らは現在を生きるのだ」という思いを込めました。
Q.コロナ禍で努力を続けてきた高校生たちへの思い
【秋澤】
自分たちで何か新しいことをやったりとか、作り出したすることは、絶対僕らの世代より多くなったと思うし、その分、絆が強くなったりとか、人に対しての思いも変わってきていると思います。マイナスに見えることも多いと思うんですけど、でも逆に今の高校生たちはプラスに変えられる力が強そうだな、というイメージがあって、だからそのまま突っ走ってほしいし、自分たちで切り開く力を持って、そのまま突き進んでほしいなと思います。
【石原】
「積み上げた日々には間違いはない」という歌詞があります。高校サッカーのロッカールームの映像で「積み上げた日々は報われない、でも報われることもある」と先生が言っていたんですが、その通りだと思いました。報われないことがあっても、絶対それが間違いではないから、間違いはない、という思いを歌詞にしたんですけど、今を生きている高校生に、自分たちを信じて、そのまま走りぬけてほしいなと思います。高校3年間だけじゃなくて、これからずっと自分たちを信じて生きていってほしいなと思っています。
Q.高校生達へエールをおねがいします
コロナ禍という生きづらい世界になってしまって、苦しいこともたくさんあったと思います。自分たちがやってきたことは絶対に報われる、というわけじゃないと思うんですけど、その自分たちがやってきたことに自信を持って、胸を張って生きていってほしいなと。絶対に間違っていないし、今まで頑張ってきたことが、どこかでその経験が生きてくるとおもうので。最後まで頑張って生きていきましょう。僕らも最後まで頑張って生きていきます。
参照サイト:日テレ HP
歴代応援歌
1994年(第73回) | 「Melodies & Memories」/TUBE |
1995年(第74回) | 「風になって」/TOKIO |
1996年(第75回) | 「この地球が果てるまで」/佳苗 |
1997年(第76回) |
「sparkle」/奥居香 |
1998年(第77回) | 「祈り」/CURIO |
1999年(第78回) | 「Sign of Love」/S.E.S |
2000年(第79回) | 「約束」/中武佳奈子 |
2001年(第80回) | 「Yourself」/dream |
2002年(第81回) | 「理由なきNew Days」/SOPHIA |
2003年(第82回) | 「Golden Age 〜黄金世代〜」/ゴスペラーズ |
2004年(第83回) | 「夢の場所へ」/w-inds. |
2005年(第84回) | 「Starting Line」/コブクロ |
2006年(第85回) | 「Start to 0(Love)」/絢香 |
2007年(第86回) | 「Remember」/RIP SLYME with MONGOL800 |
2008年(第87回) | 「心の花を咲かせよう」/いきものがかり |
2009年(第88回) | 「明日へ」/FUNKY MONKEY BABYS |
2010年(第89回) | 「キミノトモダチ」/WEAVER |
2011年(第90回) | 「Message」/ナオト・インティライミ |
2012年(第91回) |
「ホイッスル〜君と過ごした日々〜」/miwa |
2013年(第92回) | 「僕らの物語」「僕らは物語」/GReeeeN |
2014年(第93回) | 「瞳」/大原櫻子 |
2015年(第94回) | 「はじまり」/BLUE ENCOUNT |
2016年(第95回) | 「それぞれの明日へ」/家入レオ |
2017年(第96回) | 「いつかこの涙が」/Little Glee Monster |
2018年(第97回) | 「僕のこと」/Mrs. GREEN APPLE |
2019年(第98回) | 「繋げ!」「We are on your side」/三阪咲 |
2020年(第99回) | 「本音」/sumika |
2021年(第100回) | 「懐かしい未来」/上白石萌音~作詞作曲:森山直太朗 |
※イメージソングのリストです。大会歌は1976年以降「ふり向くな君は美しい」です。
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最後に
1994年の第73回大会から30年近く毎年、数多くのアーティストが応援歌を歌ってきました。曲を聴いただけでその当時を思い出し、目頭が熱くなる人も多いと思います。
今年も、高校サッカー選手権全国優勝へ向けてサッカーを頑張る選手達をSaucy Dog「現在(いま)を生きるのだ。」が後押ししてくれることでしょう!
頑張る選手達の活躍を心から応援しています。
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