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【ライブ配信の裏側#7】全国大会を支える特設サイト運営!全国どこからでも「情報は即時反映」グリーンカードのこだわり

2022年度の夏も株式会社グリーンカードでは3つの全国大会をライブ配信、そして特設サイトの運営を行いました。
第45回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
XF CUP 2022 第4回 日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)
第37回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会

全国の予選を勝ち抜き、世代トップレベルのプレーヤーが集まるこれらの大会を全国の方に「より早く」「より正確に」「より分かりやすく」お届けするため、ライブ配信に加え、特設サイトの運営では多くのスタッフがパソコンの前に待機して対応をしています。

今回はこうした大会特設サイトの裏側をご紹介します。

特設サイトに大量のデータを投入することから準備は始まる

特設サイト運営は、大量のデータをサイト内に反映することから始まります。

出場チームが確定し、そこからチームが提出データの準備を始め、こちらに提出されたデータが受け渡された・・・さぁ、準備開始です!

各エリアの大会終了から全国大会開催までにはそれほど時間がありません。
例えば一番出場チーム数が多いU-15クラブユース選手権(北海道開催)の場合では、全国大会の開催8/15~8/24に対し、各エリアの予選大会決勝が7/10に終わるというエリアが複数あります。

出場チーム決定から約1ヶ月。
その間に特設サイトを万全の状態に仕上げていきます。

これには出場チームの皆様にも多大なご協力をいただいています。
チームの集合写真、監督の意気込み動画、キャプテンの意気込み動画、そしてチームのPR動画などを撮影し、送っていただいています。
凝った動画を作って送ってくださるチームも多く、サイトへの反映作業をしながらも一足先に楽しませていただいています。

今年度特に目を引いたのはこちら!

▼ご当地色が出ていて微笑ましいヴィアマテラス宮崎Soreina

 

各チームが練習や試合で忙しい上に、特に近年はコロナの影響で全員がなかなか揃って集合写真を撮ることが難しい状況の中でお時間を作って準備してくださり、全てのチームさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
▷チーム紹介ページを見る
U-18男子
U-18女子
U-15男子

チームページの次は選手ページです。
グリーンカードのこだわりは「選手一人一人にスポットライトを!」というところにあります。
ですから、登録選手全選手約2,400人の選手ページを作っています。
全国大会という檜舞台を踏む選手の皆さんのこれまでの努力の結晶として、自分自身のページに誇りを持ってもらえたら、そんな願いを込めて作成しています。

・・・とかっこよく書いていますが、時間が限られた中で絶対に間違えてはいけない作業を、最速で仕上げるプレッシャーでこの時期はご飯が喉を通りませんし、夜中も目が覚めます。
公開日までに、2,400人分を入れられるのか!
zoomで行われる毎日の朝礼では、明らかに内部対応メンバーたちの目が窪み、頬がこけていきます。

試合当日、内部スタッフも臨戦体制!

いよいよ大会が開幕です!
この頃になると、下準備が間に合うかというプレッシャーの時期を越え、むしろ内部スタッフの体内にはアドレナリンが駆け巡り、ライブ配信班に負けず劣らずの臨戦体制になります。
(ちなみに、弊社内部対応スタッフの平均年齢はライブ配信スタッフの平均年齢を20歳ほど上回ると思われます。体力の衰えをアドレナリンとエナジードリンクで補います)

当日の朝は分刻みでやることが目白押しです。

・スタメン一覧反映
・スタメン写真反映
・ライブ配信のクオリティチェック
・試合結果反映
・試合後インタビュー反映
・翌日の試合反映準備

これらを試合会場とは別の場所(実は全国にリモート勤務で散らばっています)で内部スタッフが管理しています。

U-18男子は同時に16会場で一斉に試合開始、U-15は8会場で2時間おきに3試合(合計24試合)など大会によって進行が異なるため、それに合わせて内部スタッフも分刻みで動いています。

その際内部スタッフが考えていることは皆一緒です。

「ユーザーさんに見やすい映像は届けられているか」
「ユーザーさんが求めている情報をできるだけ迅速に提供できているか」

例えば約1,400km離れた北海道と福岡で、試合のライブ配信映像をチェックしながらリアルタイムで

「◯コート、少し空が写っている割合が大きいので調整してください」
「◯コート、カクツキが見られます」
「◯コート、風切り音が大きいので対策お願いします」

 

などなどリアルタイムでチェック班から現地の配信スタッフに連絡を入れて調整を行なっています。
現地の会場は必ずしもネットワーク環境が良いとは限りません。
その中でも大会会場現場での配信スタッフは最少人数の配置(なんと1ピッチ2名)でコストを最小限に抑えながらも、できる限りスムーズな配信ができるように、実は裏側でもたくさんのスタッフがやり取りをしながらライブ配信を支えています。

また、ユーザーさんが試合の序盤で気になることといえば、スターティングメンバーではないでしょうか。
これも、現地でスタメンの提出があったものを現地スタッフが写真を撮り、内部対応スタッフに転送。
それをもとに内部対応スタッフがライブ配信と特設サイトに反映していきます。

「現地に応援に行けていない保護者さんは一刻も早くスタメンが知りたい」

その気持ちに応えるため、少しでも早くスタメン情報を掲載できるようにと事前に登録メンバーシートで一覧にし、情報が届くのを待ち構えています。

こうした現地のライブ配信班と遠く離れた内部対応班が緊密に連携を行いながら、情報を特設サイトの各所に反映していきます。
何回も同じチームのスターティングメンバーのお名前を目にしているので、「お!今日は新しい選手が出てる!」とか「あ、昨日得点決めた子が出てない、どうしたんだろう・・・怪我でも・・・?」などなど、だんだん選手に感情移入が始まります。
そうです、内部対応スタッフは選手の皆さん達の父や母世代が多いのです!

ライブ配信時はコメント欄のチェックも欠かせません。
多くの方に応援コメントを入れていただいて、盛り上がって欲しい反面、後で選手たちが見返したときに悲しくなるようなコメントはあってほしくない。
あくまでもクラブユース選手権U-15,U-18男女の主役である選手たちは、プロではなくて、まだまだ育成年代の学生達なのだから・・・

チームスタッフの皆様のご協力あってこそ

試合直前、チームスタッフの皆さんには大きな「お役目」をお願いしています。
それはチームのスタメン集合写真を撮って、私たちに送っていただく事です。

試合直前のピリリとした雰囲気の中、ピッチに散らばる直前の選手たちを集めて、写真に収めてくださいます。
これも、毎回となると大変だと思うのですが快くご協力いただいてありがたい限りです。
この集合写真も、チームの特徴や思いがそこはかとなく伝わってくるもので、大変趣深く楽しいものです。

試合が終わると、監督や選手に撮影スタッフがインタビューをさせていただきます。
保護者やファンの皆さんは、選手の試合直後の肉声を聴きたいと思っているのではないかと思うからです。

試合後は選手・監督の皆さんは疲労もあるでしょうし、必ずしも楽しい気分でインタビューを受けられることばかりではないと思います。

しかし、選手・監督の皆さんは時間を作って真摯に対応してくださり、感謝の気持ちでいっぱいになりながら特設サイトにアップしていきます。

中学生高校生の皆さんが試合を振り返り、一生懸命自分の言葉で語ろうとしてくださる姿には頭が下がると共に、「こんなにしっかりした考えを持っているんだ」と感心させられたり、率直な気持ちに思わずハッとさせられたり。

敗戦後のインタビューでは涙を堪えきれなかったりする選手もいて、思わずこちらももらい泣き・・・大会に参加している選手の皆さんへの感情移入もここにきて最高潮に。

中学生高校生という多感な時期だからこその言葉を聞かせていただけるのは本当に貴重な機会だなと思います。

彼ら・彼女らのインタビュー、見た事がないという方はぜひ一度ご覧になってみてください。

▽試合後インタビュー
U-18男子
U-18女子
U-15男子

こうしてあっという間に1日が終わり、大会が終わる
どれくらいの方に情報を届けられた??

朝の準備からこうして分単位で次々と上がってくるものをサイトに反映しているとあっという間に1日が終わり、大会が終わると、サイトの総括をします。

私たちの発信した情報は一体どれくらいの人に届いているのか。
もっとも多くの選手が参加しているクラブユース選手権U-15の2022年大会は8/1〜9/7の期間中、実に140万回の閲覧数を記録、訪問者数は12万人を超えました!
実際に北海道の大会会場にいらっしゃった方に加え、これだけ多くの方に大会のことを知っていただき、情報を届けることができたことを実感できる瞬間です。

多くの方が特設サイトを見てくださるということは、それだけ大会やチームや選手に興味を持ってもらえた証ですし、ひいてはU-15世代の盛り上がりにつながるのではないかと思っています。

今年もたくさんの皆様が特設サイトを訪れてくださって、ありがとうございました!

また来年へ向けて・・・

こうして大会が終わり、内部対応班は通常の業務に戻ります。
内部スタッフも若干の燃え尽き感があります。
「今年も祭りが終わっってしまった・・・」
無事に終えられた安堵感と共に、zoom画面の朝礼に並ぶ内部スタッフの顔にはそんな寂しさが漂います。

また来年はどんなチーム、どんな選手の皆さんと画面越しの出会いがあるのか。
どんな工夫をしたら多くの方に情報を迅速かつ正確に届けられるのか。
来年に向けてさらにブラッシュアップをしていきたいと思います。

【ライブ配信の裏側】日本クラブユース選手権(U-18)の配信の裏側【前編】はこちら
【ライブ配信の裏側】チームの皆様、ありがとうございます!日本クラブユース選手権U-18【後編】はこちら
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寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/オウンドメディア事業部mar
長野県生まれ、現在福岡県在住。WEBライター歴10年。主に引越しや子育て、教育分野のコラムを100記事超執筆。
2016年11月からジュニアサッカーNEWSライター。
ジュニアサッカーNEWS副編集長を経て、現在統括編集長。

早いもので小学生のサッカー少年だった息子も高校生。
カテゴリーが変わるたびに、さまざまなサッカー観戦の仕方を知りました。
アマチュアサッカー、奥が深い!
そして、いつだって保護者の熱意がすごい!

選手や保護者の皆様から元気をもらっています。
少しでも還元できるように頑張ります。

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