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ライブ配信の裏側#3 とにかく走った全国クラブユースサッカー選手権U-15(北海道)【2021年度版】

※この記事は2021年度のものです

灼熱の全国クラブユースサッカー選手権U-18を読む
女子の大会、XFカップ 全国クラブユースサッカー選手権U-18を読む

灼熱の群馬(群馬の人すみません)から、今度は北海道の帯広へ。
グリーンカードの夏は日本を飛び回ります。

僕は北海道に行ったことがありませんでした。
どのくらい寒いのか、福岡の秋口くらいの寒さかな?
と天気予報を調べて、長袖のTシャツや薄手のジャケットを持って行きました。

…冬のダウンを持ってくるべきでした。

(手前はずっと楽しそうだった森山です)

こんにちは、松本です。
札幌に降り立った僕たちを待っていたのは、ずらりと並んだレンタカーの列でした。
ここから帯広まで、まずはロングドライブです。

空港に降り立った瞬間から「寒いな」とはみんな言ってたんですけど、とにかく肌寒い。
半袖では過ごせない。
札幌でこれなら帯広は?
北海道なめちゃいけないなあ。
と、ドキドキしながらいざドライブ。

北海道の雄大な自然を楽しみながら、いざ帯広へ!

あれ?

これは…濃霧!

道の両側が何も見えません。
初上陸の北海道の雄大な景色を楽しみたいと思っていたのに、何も見えません…

そして気温は体感で福岡の初冬でした。

僕はそれでも長袖Tシャツとジャケットを着てなんとかしのげましたが、帯広の運営スタッフの人たちは冬用のパーカーを着てました。
冬装備を持ってこなかったうちのスタッフはワークマンに行って買い物してました。

リールが扱えてこそ、設営一人前。

今回僕が深く付き合った機材(器材?)はこちらです。

延長コードリールです。

広い広い会場で、カメラワークのクオリティを高めるために、僕たちは会場の中でできるだけ良い場所、できるだけ高い場所を探して設営をします。

僕が入社する前ですが、静岡の某会場では、建物の屋根の上で撮ったこともあると聞きました。
高い場所がないと平地に設置せざるを得ません。

サッカー場が広いと、2面で試合があるのですが、グラウンドのど真ん中にコンセントがあるはずがありません。

よいアングルから撮影するには、リールを180メートルくらい引いて電源を確保することもあります。
ある会場ではリールの設置完了までに30分かかりました。

僕たちの動画配信を見るときには、「ここの電源どこにあったんだろう」と思ってくださると嬉しいです。

会場はもちろん無観客ですが、チームや保護者の方の応援の気持ちが伝わってくる場所は随所にありました。

嬉しいこともありました。

今回嬉しかったのは、チャットでこんなコメントをもらったことです!
テンション上がりました!ありがとうございます!

現場はすごく、リアルタイムで嬉しいので、これからも応援コメントお待ちしています。

投げ銭もいただきました。
僕たちこそ、暖かい言葉に感謝いたします。
ありがとうございます!

今回僕は、2コートのOBSを1人でやってみる、という挑戦をしました。
アマチュアサッカーのライブ配信がもっとみなさんの身近になるためには、お手軽な価格になるように、費用をできるだけ削減し、1つでも多くの試合を配信できるようにしなければなりません。
費用削減して、多くの人に親しみやすい価格にする、それが真の普及につながっていく可能性があると僕たちは考えています。

そのために、いつも2人1組でやっている配信を、3人2組にしたらどうか?と挑戦してみたんです。
大事な配信なので、万全を期し、僕以外の2人はカメラをやりつつOBSもできる、熟練の2人を配置しました。

ところがその試合の撮影ポジションは2つのコートの対角に!

(白いところが撮影ポジションです)

OBSの仕事は、
・試合のタイマーを表示する
・得点を表示する
・ハーフタイム中、飲水タイム中の表示を出す
などなどさまざまなのですが、折しも同時刻のキックオフ。

僕は高校までずっとサッカーをしていたので、走力はあるつもりだったんですが、ほんとゼイゼイいいながら、ピッチ周りで見ていらっしゃるスタッフさんたちの邪魔にならないように遠回りで走って移動しました。

めちゃくちゃ走りました。
久々に息が上がりました。

2つのホイッスルが聞こえるんですが、もうどっちのコートからのホイッスルだか、何のホイッスルだかわからなくなるんです。

テントが背面だったらなんとかなったと思うんですが、対角の場合だとOBS 1人では無理だ、と実感した瞬間でした。
ちなみに、配信は熟練のカメラ担当のおかげで、ちゃんとできていましたのでご安心ください。

U-15の大会は、U-18とはまた違い、選手たちがみんな元気で、会場では走り回っていましたね。U-18が黙々とやっていたのに比べ、みんなで団子になってわいわい言いながらダウンしたりしているんです。

特に勝ったチームはそれが顕著で、うれしさがとっても伝わってきました。

今回のスタッフ

(マスクを外してもかっこいい凝重はこのお茶目さで僕より年上です)

北海道もグルメな凝重の下調べのおかげで、オフの日にはおいしいものが食べに行けました!

好きなものを乗せて食べていいという夢のようなどんぶりです。

この市場までは車で片道3時間だったのですが、全部凝重が運転してくれました。感謝です。
食後のアイスも凝重推奨のものを。

オフ期間に「この人すごい」と思ったのは澤田です。

(一人旅の澤田)

僕たちが市場に行ってるときに、どこかの山に登ったらしいんです。頂上まで登るなら1泊2日かかる、と現地では言われている山だそうで、帯広からは車で3時間かかるそうです。
帰ってきたら車にたくさん泥がついていて、どこに行ったんだろうなと思ってました。

車中泊で知床まで行こうよ!というプランは、澤田がみんなを誘って全員に拒否されてましたね。
車で5時間かかるらしいです(結局、澤田は1人で行きました)

僕のグリーンカードでの初めての夏はこの配信で終了しました。
今まで出来なかった経験だったので、とても経験値が上がったことを実感しています。
これからもよりよい配信をみなさんにお届けできるよう、どんどんスタッフ全員ブラッシュアップしていきます。

グリーンカードチャンネルを見るとき、スタッフのことを思い出してくださったら嬉しいです。
そして、現地で見かけたらぜひお声かけください。
皆さんに会える日を楽しみにしています。

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XFカップ 全国クラブユース女子サッカー選手権U-18を読む

 

 

 

 

 

 

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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