8月4日は「ベルリンの奇跡」の日です。
ベルリンの奇跡は、1936年(昭和11年)のベルリンオリンピックで、日本代表がスウェーデン代表に逆転勝利した試合を指す日本国内での表現です。
この試合は、ヘルター・ブラッツ競技場で6千人もの観客の中、行われました。
当時のスウェーデンはドイツ・イタリアと並ぶ強豪国で、アジアの小国である日本は、体格の面でも明らかに劣っていました。
突然のシステム変更
1925年(昭和元年)に、FIFAはオフサイドのルール改正をしました。
それ以前は守備側3人目の選手がオフサイドラインでしたが、現在と同じ守備側2人目に変更されたのです。
その結果、欧州ではスリーバックシステムが主流になりました。
しかし、当時の日本はツーバックシステムが主流。
大会前の7月に行われた、ベルリン市内の地元チームとの練習試合では、3戦全敗でした。
そして、急遽、スリーバックシステムに取り組むことになります。
まさかの逆転勝利へ
スウェーデンは、開始直後からグラウンドを支配し、日本は0-2で前半を終えました。
後半になり、スウェーデンが油断したのか、ショートパスを中心とした日本の戦術が機能しはじめました。
そして後半4分に1点、17分に1点のゴールをあげ、同点に追いつきます。
誰もが予想しなかった展開でした。
後半40分、ついに日本が逆転し、そのまま試合終了となりました。
スウェーデンの実況アナウンサーは、「Japaner, Japaner, Japaner(日本人、日本人、また日本人)」と連呼し、試合終了後、観客の多くが日本の勝利を祝福し、ピッチになだれ込みました。
スウェーデンのスポーツ分野においても、この試合は歴史的出来事のひとつとして記憶されているそうです。
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