ポストゴールデンエイジと言われるこの年代では、身長と体重の増加率に個人差が更に拡がり、クラムジーと言われる状態に置かれる時期です。心と体のバランスがアンバランスになり、これまでに出来ていたことが一時的に出来なくなるなど、情緒的な不安定さが観られるようになります。筋力、瞬発力などにアプローチしてゆくと同時に精神面でのケアが重要となってきます。
　スネイルサッカークラブでは、「個の育成とチームの強化」「自立と自律」「共感と共鳴」を主たるテーマとしています。社会に出てリーダシップを発揮し、常に考え、判断し、能動的に責任ある行動ができるように、人間力の向上にアプローチしてゆきます。
　また、サッカーの技術面においては、「個の育成」を最重要に位置付け、「ファーストタッチ」「ボールコントロール」「状況判断」を主たるテーマとしています。個々の技術レベルにアプローチし全体のレベル向上を図ることによって「チームの強化」につながるものと考えています。
　どんなに厳しいコンタクトを受けてもストレスなくボールを動かし、簡単に失うことなくボールを保持できるコアな技術を習得していただきます。チームの名称である「かたつむり」のように歩みは遅くともコツコツと弛まずに根気よく取り組めるよう働きかけてゆきます。
　そして、何よりも学業を疎かにすることなく、また様々なシーン、場所において良い「習慣」を身に付けていただきたいと考えています。各学期ごとの成績についても関心を持ってゆきます。
　「自立と自律」「共感と共鳴」は、サッカーという競技を選んだ以上、最も重要なテーマと言えます。「自分で立ち、自らを律し、仲間と共感し合い、そして共鳴してゆく。」
　即ち、チームの展開力を向上させ、「魅せる」サッカーをする上で絶対に欠かせない要素であると考えています。サッカーを通してこれらのことを実践し、成功体験を積み重ねることによって、社会に出ても立派に渡り歩いてゆける人間力の高い立派な大人に成長すると信じています。

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