高校年代の夏の祭典、インターハイ。高等学校総合体育大会の別名です。同じく最大の冬の選手権と並び、高校サッカー界では大きく注目される大会の1つです。
2023年度大会の概要と、全国大会までの軌跡をまとめています。
歴代優勝校や、最多優勝校などの過去のデータも掲載しました。
【目次】
2023年度概要、全国大会までの軌跡(47都道府県まとめ)
特集 / データで楽しむインターハイ
☆ 歴代優勝校(男子)
☆ 歴代優勝校(女子)
☆ 最多優勝校
☆ 県別・地域別優勝回数(割合)
2023年度概要、全国大会までの軌跡(47都道府県まとめ)
2023年度インターハイサッカー競技は、北海道を会場に7月25日~8月4日の日程で開催予定です。全ての出場校も出そろいました!
47都道府県で開催された予選大会をまとめ記事でお伝えしています。
これまでの軌跡をぜひご覧下さい!
日程
男子
2023年7月28日(金)~8月4日(金)
開会式:7月28日(金)
1回戦:7月29日(土)
2回戦:7月30日(日)
3回戦:7月31日(月)
準々決勝:8月2日(木)
準決勝:8月3日(金)
決勝:8月4日(土)
女子
2023年7月25日(火)~7月30日(土)
開会式:7月25日(火)
1回戦:7月26日(水)
準々決勝:7月27日(木)
準決勝:7月29日(土)
決勝:7月30日(日)
参照:全国高校体育連盟HP
会場
男子
旭川市:
花咲スポーツ公園陸上競技場
カムイの杜公園多目的運動広場
東光スポーツ公園球技場
忠和公園多目的広場
旭川実業高等学校
女子
帯広市:
帯広の森陸上競技場
帯広の森球技場
音更町:音更町サッカー場(キックロスおとふけ)
大会概要
組み合わせ抽選会
日程:2023年7月1日(土)
会場:日本サッカー協会
競技方法
(1) トーナメント方式による。
(2) 試合時間は70分(35分ハーフ)とし、ハーフタイムのインターバルは原則として15分間とする。勝敗が決しない場合は、ペナルティーキック方式により次回戦進出校を決定する。
但し、決勝においては、20分(10分ハーフ)の延長戦を行い、なお勝敗が決しない場合は、ペナルティーキック方式により優勝校を決定する。
(3) 3位決定戦は行わない。
参加制限
(1) 男子について
ア 各都道府県より1チームとする。
イ 加盟登録数の多い東京都、神奈川県、大阪府は2チーム出場することが
できる。
ウ 開催県である北海道は3チーム出場することができる。
LIVE配信
インターハイ応援サイト インハイTV(昨年度)
大会概要抜粋(参照:全国高校体育連盟HP)
(2)女子について
シード校
・前年度優勝校が所属する地域第1代表校を1番、前年度準優勝校が所属する地域の代表校を16番にシードする。
・前年度ベスト4が所属する地域の代表校2校を8・9番にシードする。
但し、前年度の準決勝と同じ対戦にならないように、前年度優勝校と対戦した地域の代表校を9番に、前年度準優勝校と対戦した地域の代表校を8番にシードする。なお、前年度ベスト4が同地域の代表校となった場合は抽選とす
る。
・同地域でシード権がある場合には、前回開催大会(2021年度大会)の成績にかかわらず、その年度の予選の上位を優先する。
第1シード(1番):前回大会(2022年度大会)優勝校(大商学園高校:大阪府)の所属地域:近畿
第2シード(16番):前回大会(2022年度大会)準優勝校(十文字高校:東京都)の所属地域:関東
第3シード(8番):前回大会(2022年度大会)第3位で準優勝校と対戦(日本航空高校:山梨県)の所属地域:関東
第4シード(9番):前回大会(2022年度大会)第3位で優勝校と対戦(日ノ本学園高校:兵庫)の所属地域:近畿
・ シード校以外の抽選
抽選の西暦年の奇数年は東から、偶数年は西から順に組合せを決定していく。
シード校以外の各地域第1代表校から抽選を行う。一巡後に、各地域第2代表校から抽選を行う。最後に各地域第3代表校の組合せを決定していく。
大会要項抜粋(参照サイト:北海道総体2023公式サイト)
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特集コンテンツ データで楽しむインターハイ
過去の大会をデータでまとめました。
歴代優勝校、最多優勝校はどんな高校でしょうか?
歴代優勝校(男子)
回 | 年度 | 優勝校 | 結果 | 準優勝校 | 開催地 |
1 | 1966年(昭和41年) | 藤枝東(静岡) | 1-0 | 市立浦和(埼玉) | 青森県 |
2 | 1967年(42年) | 市立浦和(埼玉) | 2-0 | 刈谷(愛知) | 福井県 |
3 | 1968年(43年) | 秋田商(秋田) | 3-2 | 習志野(千葉) | 広島県 |
4 | 1969年(44年) | 浦和南(埼玉) | 4-2 | 清水市商(静岡) | 栃木県 |
5 | 1970年(45年) | 浜名(静岡) | 1-0 | 浦和南(埼玉) | 和歌山県 |
6 | 1971年(46年) | 藤枝東(静岡) | 3-0 | 広島工(広島) | 徳島県 |
7 | 1972年(47年) | 清水東(静岡) | 2-1 | 秋田商(秋田) | 山形県 |
8 | 1973年(48年) | 児玉(埼玉) | 2-1 | 北陽(大阪) | 三重県 |
9 | 1974年(49年) | 浜名(静岡) | 2-1 | 児玉(埼玉) | 佐賀県 |
10 | 1975年(50年) | 韮崎(山梨) | 1-0 | 児玉(埼玉) | 山梨県 |
11 | 1976年(51年) | 帝京(東京) | 3-0 | 古河第一(茨城) | 新潟県 |
12 | 1977年(52年) | 島原商(長崎) | 3-0 | 佐賀商(佐賀) | 岡山県 |
13 | 1978年(53年) | 北陽(大阪) | 3-1 | 八千代(千葉) | 福島県 |
14 | 1979年(54年) | 水戸商(茨城) | 1-0 | 大分工(大分) | 滋賀県 |
15 | 1980年(55年) | 清水東(静岡) | 2-1 | 今市(栃木) | 愛媛県 |
16 | 1981年(56年) | 清水東(静岡) | 3-1 | 室蘭大谷(北海道) | 神奈川県 |
17 | 1982年(57年) | 帝京(東京) | 3-0 | 京都商(京都) | 鹿児島県 |
18 | 1983年(58年) | 四日市中央工(三重) | 1-0 | 水戸商(茨城) | 愛知県 |
19 | 1984年(59年) | 四日市中央工(三重) | 3-1 | 広島工(広島) | 秋田県 |
20 | 1985年(60年) | 九州学院(熊本) | 4-1 | 室蘭大谷(北海道) | 石川県 |
21 | 1986年(61年) | 国見(長崎) | 3-2 | 中京(愛知) | 山口県 |
22 | 1987年(62年) | 市立船橋(千葉) | 2-1 | 国見(長崎) | 北海道 |
23 | 1988年(63年) | 市立船橋(千葉) | 5-0 | 古河第一(茨城) | 兵庫県 |
24 | 1989年(平成元年) | 清水市商(静岡) | 6-2 | 大宮東(埼玉) | 高知県 |
25 | 1990年(2年) | 清水市商(静岡) | 2-1 | 南宇和(愛媛) | 宮城県 |
26 | 1991年(3年) | 清水東(静岡) | 2-1 | 東海大第一(静岡) | 静岡県 |
27 | 1992年(4年) | 徳島市立(徳島) | 1-0 | 市立船橋(千葉) | 宮崎県 |
28 | 1993年(5年) | 国見(長崎) | 2-1 | 鹿児島実(鹿児島) | 栃木県 |
29 | 1994年(6年) | 清水市商(静岡) | 1-0 | 帝京(東京) | 富山県 |
30 | 1995年(7年) | 習志野(千葉) | 4-0 | 西武台(埼玉) | 鳥取県 |
31 | 1996年(8年) | 清水市商(静岡) | 3-1 | 帝京(東京) | 山梨県 |
32 | 1997年(9年) | 東福岡(福岡) | 4-3 | 帝京(東京) | 京都府 |
33 | 1998年(10年) | 市立船橋(千葉) | 2-1 | 岐阜工(岐阜) | 香川県 |
34 | 1999年(11年) | 八千代(千葉) 広島皆実(広島) |
3-3(延) | 両校優勝 | 岩手県 |
35 | 2000年(12年) | 国見(長崎) | 2-1 | 久我山(東京) | 岐阜県 |
36 | 2001年(13年) | 市立船橋(千葉) | 3-0 | 藤枝東(静岡) | 熊本県 |
37 | 2002年(14年) | 帝京(東京) | 2-1 | 国見(長崎) | 茨城県 |
38 | 2003年(15年) | 国見(長崎) | 1-0(延) Vゴール |
帝京(東京) | 長崎県 |
39 | 2004年(16年) | 国見(長崎) | 2-1 | 市立船橋(千葉) | 島根県 |
40 | 2005年(17年) | 青森山田(青森) | 4-1 | 那覇西(沖縄) | 千葉県 |
41 | 2006年(18年) | 広島観音(広島) | 2-0 | 初芝橋本(和歌山) | 大阪府 |
42 | 2007年(19年) | 市立船橋(千葉) | 4-1 | 星稜(石川) | 佐賀県 |
43 | 2008年(20年) | 市立船橋(千葉) 流通経済大柏(千葉) |
—– | 雷雨により決勝戦中止 両校優勝 |
埼玉県 |
44 | 2009年(21年) | 前橋育英(群馬) | 2-0 | 米子北(鳥取) | 奈良県 |
45 | 2010年(22年) | 市立船橋(千葉) | 4-1 | 滝川第二(兵庫) | 沖縄県 |
46 | 2011年(23年) | 桐蔭学園(神奈川) | 2-1 | 静岡学園(静岡) | 秋田県 |
47 | 2012年(24年) | 三浦学苑(神奈川) | 2-1 | 武南(埼玉) | 長野県 |
48 | 2013年(25年) | 市立船橋(千葉) | 4-2 | 流通経済大柏(千葉) | 福岡県 |
49 | 2014年(26年) | 東福岡(福岡) | 4-1(延) | 大津(熊本) | 山梨県 |
50 | 2015年(27年) | 東福岡(福岡) | 1-1(延) PK 6-5 |
市立船橋(千葉) | 兵庫県 |
51 | 2016年(28年) | 市立船橋(千葉) | 1-0 | 流通経済大柏(千葉) | 広島県 |
52 | 2017年(29年) | 流通経済大柏(千葉) | 1-0 | 日大藤沢(神奈川) | 宮城県 |
53 | 2018年(30年) | 山梨学院(山梨) | 2-1(延) | 桐光学園(神奈川) | 三重県 |
54 | 2019年(令和元年) | 桐光学園(神奈川) | 1-0 | 富山第一(富山) | 沖縄県 |
55 | 2020年(令和2年) | コロナウィルス感染拡大防止のため、中止となりました。 | |||
55 | 2021年(令和3年) | 青森山田(青森) | 2-1 | 米子北(鳥取) | 福井県 |
56 | 2022年(令和4年) | 前橋育英(群馬) | 0-1 | 帝京(東京) | 徳島県 |
57 | 2023年(令和5年) | ? | ? | ? | 北海道 |
歴代優勝校(女子)
回 | 年度 | 優勝校 | 結果 | 準優勝校 | 開催地 |
1 | 2012年(平成24年) | 日ノ本学園(兵庫) | 1-0 | 常盤木学園(宮城) | 長野県 |
2 | 2013年(25年) | 日ノ本学園(兵庫) 村田女子(東京) |
— | 雷雨で順延された日程のため決勝戦を行わず両校優勝 | 佐賀県 |
3 | 2014年(26年) | 村田女子(東京) | 7-0 | 京都精華(京都) | 東京都 |
4 | 2015年(27年) | 日ノ本学園(兵庫) | 0-0(延) PK5-4 |
大商学園(大阪) | 兵庫県 |
5 | 2016年(28年) | 藤枝順心(静岡) | 1-0 | 作陽(岡山) | 広島県 |
6 | 2017年(29年) | 日ノ本学園(兵庫) | 1-0 | 藤枝順心(静岡) | 宮城県 |
7 | 2018年(30年) | 常盤木学園(宮城) | 3-0 | 日ノ本学園(兵庫) | 静岡県 |
8 | 2019年(令和元年) | 十文字(東京) | 1-0 | 日ノ本学園(兵庫) | 沖縄県 |
9 | 2020年(令和2年) | コロナウィルス感染拡大防止のため、中止となりました。 |
|||
9 | 2021年(令和3年) | 神村学園(鹿児島) | 1-1(延1-0) | 藤枝順心(静岡) | 福井県 |
10 | 2022年(令和4年) | 大商学園〔近畿2/大阪府〕 | 0-0(延 2-1) |
十文字〔関東2/東京都〕 | 徳島県 |
11 | 2023年(令和5年) | ? | ? | ? | 北海道 |
最多優勝校
男子
【第1位】9回 市立船橋(千葉)
【第2位】5回 国見(長崎)
【第3位】4回 清水市商(静岡)、清水東(静岡)
【第4位】3回 帝京(東京)、東福岡(福岡)
【第5位】2回 四日市中央工(三重)、藤枝東(静岡)、浜名(静岡)、流通経済大柏(千葉)、青森山田(青森)
女子
【第1位】4回 日ノ本学園(兵庫)
【第2位】2回 村田女子(東京)、十文字(東京)
【第3位】1回 藤枝順心(静岡)、常磐木学園(宮城)、神村学園(鹿児島)、大商学園高校(大阪)
県別・地域別優勝回数(割合)
県別優勝回数
【第1位】13回 千葉県
【第2位】12回 静岡県
【第3位】06回 長崎県
【第4位】03回 東京都、埼玉県、神奈川県、福岡県
【第5位】02回 山梨県、三重県、広島県、青森県、群馬県
千葉県が、市立船橋9回、流通経済大柏2回、習志野1回、八千代1回を合わせて13回と一番多いです。
次いで静岡県が、清水市商4回、清水東4回、藤枝東2回、浜名2回を合わせて12回です。
地域別優勝・準優勝割合
【第1位】48.2% 関東
【第2位】19.1% 東海
【第3位】15.5% 九州・沖縄
インターハイにおいて、優勝・準優勝の割合は関東が48.1%と半数を占めています。
(グラフ作成:ジュニアサッカーNEWS)
※ 清水市商は現清水桜が丘、東海大第一は現東海大翔洋、京都商は現京都学園
最後に
2020年度大会はコロナウィルス感染拡大への影響を鑑み、史上初の中止という判断がなされ、2021年度・2022年度は大会は感染防止策を取りながら開催されました。
2023年度は各都道府県大会でも声出し応援が復活し、大変な盛り上がりでした。
全国大会でも選手の皆さんがご活躍されることをお祈りしています。
インターハイの長い歴史の中では決着がつかないまま両校優勝になったことや、雷雨により決勝戦が実施できないために両校優勝となったことがありました。
1991年(平成3年)には、決勝戦が静岡県同士、かつ開催地も静岡県ということも!
インターハイにまつわるこんな話を詳しく知りたいといったリクエストや、実は高校生の頃に出場したことがあります!などインターハイに関する情報をぜひぜひお寄せください。
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