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優勝チームインタビュー【キックスFC U-15(長崎)】川内健人監督、長畑奏汰キャプテン 2024宅島グループ杯 第32回 長崎県ジュニアユースサッカー選手権大会

参照引用:長崎県サッカー協会HP

2024年8月24日から9月8日かけて開催された宅島グループ杯 第32回 長崎県ジュニアユースサッカー選手権大会。
長崎県内のクラブチーム、中体連の総勢98チームが出場した同大会で見事優勝の栄冠に輝いたのはキックスFC!
チームのどのような歩みが、今回の優勝に結びついたのか。
U-15カテゴリーを率いる川内 健人監督にお話を伺いました。

宅島グループ杯優勝!
キックスFC 川内健人監督インタビュー

キックスFC 川内 健人(かわうち けんと)監督
29歳 U-15カテゴリーを率いて2年目
【保有資格】
日本サッカー協会 公認B級ライセンス
公認4級審判員
マッチ・ウェルフェアオフィサー

ーーー宅島グループ杯での優勝、おめでとうございます!
中体連を含む長崎県のジュニアユースチームが一堂に会するトーナメント戦、大会を振り返ってどんなことを感じますか?

キックスFC U-15 川内 健人監督(以下、川内)
宅島グループ杯は長崎県のU-15カテゴリーの中でも大きな3大大会のひとつに数えられる大きな大会です。
4月に現チームが発足した時のミーティングから、宅島グループ杯での優勝も目標のひとつに掲げて頑張っていこうと話をしていたので、結果に結びついたことを本当に嬉しく思います。

今大会を通して、チーム、個人のそれぞれのスキルがものすごい早さでレベルアップしていったなということを一番感じました。
大会の初戦でもそうでしたが、今回は先に点を取られてしまう展開が多く見られたので、選手たちも毎試合、毎試合、必死に戦っていました。苦しい試合を乗り越えるたび、チームとして成長してくれたと思います。
プレーにおいても応援においても、全員の選手が本当によく頑張ってくれました。

ーーーどんなところに一番成長を感じましたか?

川内
特に成長が見られたのは、チームワークの部分です。
今年の3年生は、小学校の頃にコロナ禍があり、運動会やコンクールが中止になったりして経験できなかった学年です。
チームビルディングをするうえでなかなか難しいこともありました。

ですが、今大会で試合を勝ち抜いていく中で、仲間と力を合わせたり、喜び合ったりする姿が多く見られました。
キーパーがすごいセーブをした時に全員がかけよっていったり、ベンチからも選手たちが飛び出して仲間の活躍を喜んでいたり、チームワークの部分が飛躍的に伸びたと感じました。

5月にクラブユースU-15選手権を戦った時よりも、個々に磨いてきたものがチームとして育ったようにも思います。

チームが発足して間もなくの頃は、個々の実力についてフォーカスすることができたとしても、それがひとつにまとまってチーム戦術に結びつくというところまでは到達できていませんでした。
春休み、夏休みと過ごしていく中でチームワークが育ち、個人戦術をチーム戦術に落とし込むことができました。その点も今回の成果に繋がったと感じています。

ーーーキックスFCでは、普段の指導でどんなことを意識していますか?

川内
私たちのクラブでは、高校、大学に向けて羽ばたいていってほしいという願いを込めて、個人戦術を丁寧に伝えていくというチームコンセプトを掲げています。

プレーにおいては、最初から答えを与えるのではなく、自分で考えさせるような言葉がけを意識しています。
良くないプレーがあった場合、「どこが良くなかった?」と聞いて考えさせるようにしています。
最初からここがダメ、ということではなく、こういう選択肢もあったねという言い方にして、選手たちの引き出しを増やすような指導を心がけています。

ーーーこれから新年度に向けて選手募集が行われていくと思いますが、キックスFCにはどんな選手に来て欲しいですか?

川内
サッカーを楽しめて、中学3年間の学校生活と両立できる選手に来て欲しいと思っています。
ジュニア選手を対象とした体験練習会を開くときにもこのことはしっかりと伝えるようにしています。

サッカーがどんなに上手くなっても、学校生活がおろそかになってしまうことは残念なことです。
学校にきちんと通って、サッカーも学校生活も全力で楽しむ。これを大きなベースにしています。

大会などを通して中体連の先生方と交流する機会がありますが、そんな時に「あの子学校でも元気にやってますか?」とざっくばらんにお話を伺ったりすることもあります。
中学の3年間、学校生活をベースにサッカーにも真剣に取り組んで欲しいですね。

ーーー本大会でのライブ配信や大会特設サイトでの情報発信についてはいかがですか?

川内
ライブ配信がとにかく素晴らしいと思います。
自分がプレイヤーの時はこういう環境はゼロ等しかったので、今のプレーヤーを羨ましく思います。

今回の試合配信も、選手たちの祖父母の方々から孫の試合が見られて嬉しいと仰っている方々も多く、とても喜ばれました。
チーム以外の方々、私たちが指導に行かせて頂いている保育園の先生たちからもライブ配信で試合を見たといってもらえました。
私たち出場チームの関係者、選手の保護者だけではなく、その枠を超えた沢山の方々に興味をもってもらえているんですよね。これは本当に素晴らしいことです。

中体連も含めて、GREEN CARDさんが行っているサービスが活用されていけば、長崎の少年サッカーがどんどん盛り上がっていくと思います。
今後もどんどん配信して欲しいですね。

長崎はもちろん、九州のサッカーがますます盛り上がってくれることを祈っています。

ーーー最後に、今大会を戦った選手達へのメッセージをお願いします。

川内
宅島グループ杯の優勝、本当におめでとうございます!
まだリーグ戦が残っています。年間目標として掲げているリーグでも勝利して、高円宮杯本大会の出場を目指していきましょう。
今回の優勝がチームとして更に跳ね上がるチャンスだと思っています。
残りの期間もみんなで頑張って、高円宮杯への出場、優勝をめざしていきたいですね。
3年生はかっこいい先輩の背中を1年生、2年生に見せてあげて欲しいと思っています。
一緒に頑張っていきましょう!

キックスFC 長畑 奏汰キャプテンインタビュー

ーーー優勝おめでとうございます!今のお気持ちを教えてください。

長畑 奏汰キャプテン(以下、長畑)
宅島グループ杯での優勝は、1つの目標としていたことでしたので、嬉しさが爆発しました。

ーーーキックFCはどんなチームですか?

長畑
1人1人の個性が溢れており、試合になると一致団結してお互いを高め合えるチームだと思います。

ーーー長畑選手は今後どんな選手になっていきたいですか?

強豪校に進学し、高校サッカーを頑張りたいです。
自分がどのくらい通用するのか、挑戦したいと思っています。

ーーーチームメイトの皆さんに伝えたいことはありますか?

長畑
このチームでサッカーできる時間も少なくなってきているけど、残りのリーグ戦を最後まで頑張ろう。
高校ではそれぞれの道に進むけど、このチームでの思い出は忘れません。
いつかサッカーを通してまた会おう!!

キックスFC U-15について

1999年創設。
長崎県大村市をはじめとする、県内の小、中学生が多数所属しています。

「クラブ」という集団の中で、思いやり、協調性、忍耐力、創造力、自主性等の「心」が養われ、選手たちの心身の健全な発達と、将来高いレベルで活躍できるプレイヤーの育成、生涯にわたりサッカーを楽しむことを目指し、指導を行っています。

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寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriterCrane
滋賀県在住ライターのCraneと申します。
2022年8月にライター歴5年目に突入、サッカー娘の母歴は丸12年になりました。

どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。

頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。

8チームから12チームくらいの規模の大会、16チーム以上の大きな大会ともに情報は常に募集しています。
大会結果画像、弾けるような笑顔のお写真、選手達のご活躍の様子をぜひお寄せ下さい。いつでもお待ちしています!

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