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【知ってた?】想像を超えるチームシェフをご紹介 オキザキッチン 沖崎 良亮さんインタビュー

“食”は音楽に近い
貴方の感情を揺さぶる事ができる

この信念の元、サッカーチーム専属の料理人として子どもたちの活躍を支えている人がいます。
鹿児島県の オキザキ リョウスケ さん、通称「オキさん」です。

 

アンジョイFC チームシェフ

オキザキ リョウスケ(オキさん)

1984年春 愛知県名古屋市生まれ。
日本料理に従事をして22年。
名古屋・箱根・飛騨高山・湯布院にてキャリアを積み現在は鹿児島を中心に出張料理、料理教室講師、アスリート専属契約料理人をする。
日本各所で料理長・副料理長を務める。日本料理の伝統を大切に既成概念にとらわれず、旬の食材をイチバン美味しく料理するコトを心掛ける。
モットーは「食」を通じて、老若男女問わず笑顔を届ける事。

 

「料理人のいるサッカーチーム」

ーーーオキさんはFCアンジョイの「チームシェフ」として、試合の日などの食事を届けてくれると聞きました。おいしいだけではなく、栄養も完璧だとか。しかも、そのへんのお弁当とは全くちがうらしいですね。どういった経緯でチームシェフを始めたんですか?

オキさん
「チームシェフを始めたのは、FCアンジョイの川崎代表とU-15監督冨永さんにお声かけいただいたからです。名古屋から鹿児島に引っ越してきて、息子がアンジョイさんにお世話になることになり、実は僕は料理人です、というところからご縁が始まりました。

事前に注文をいただいて、当日は仕込んだ料理を試合会場に持っていって、その場で提供します。

お昼ご飯だけではなく、昼食、補食、デザート。これらをちゃんと食事として届けること。選手によりよい環境を与えて、育成しようというFCアンジョイさんの気持ちに共感しました。また、僕自身も、18歳から40歳まで日本料理の道を歩み、一流のアスリートに料理を提供した経験があります。その経験から、食事の大切さも知っています。

食事もまた、頑張る子どもたちのひとつのモチベーションになってくれればいいな、という思いでチームシェフをさせてもらっています。」

いわゆる「アスリートフード」を越えた「料理」

アスリートフードというと、皆さんはどんな食事を思い浮かべますか?

一般的には「栄養の計算をしっかりした、栄養士さんの作った食事」を思い浮かべると思います。
沖崎さんの言う「アスリートフード」はそれとは観点が違います。

ーーー栄養バランスとかを決めてから料理を作るんですか?

オキさん
「いえ、違います。

僕はまず料理を考えます。日本料理人なので、まずは四季折々の自然から料理を考える。そして、栄養士の人にアドバイスをもらい、中学生年代のアスリートの体を作るのに最もふさわしい栄養バランスに整える。
いわば、料理が最初なんです。

栄養の計算をして、そこから料理を考えるのではなく、まず料理を先に考えて、その栄養バランスを完璧に整えるよう栄養士が計算する。

だからまず料理ありき。僕は料理人なので、栄養たっぷりだとしても味気ない料理は作りたくありません。
まずおいしい。そこは誰にも負けないと自負しています。」

夏の献立の一例を見せていただきました。(本当に、ほんの一例です)

<食事>
(夏期間はフローズンのお出汁やOKI styleまぜそばダレを御用意)
・豚キムチと夏野菜の温玉うどん
・ローストポークとオクラトロロうどん
・鶏しゃぶと大根おろしの青柚子うどん etc..

<補食>
・ローストポークと玉子ディップのトルティーヤ
・”現地にて焼く”生ソーセージと旬野菜のトルティーヤ
・キンパ風オニギリ&肉味噌オニギリ
・”現地にて焼く”焼き鮭トロロ茶漬  etc..

<デザート>
・きな粉パンナコッタ
・グラノーラプリン
・トッポギ”ソイ”チョコレート
・マスカルポーネホイップとベリーソースのポケットサンド etc..

ーーーこれは…自宅では用意できないですね…
特に夏の暑い時期はお弁当を持たせるのも躊躇します。こういうデリバリーはとてもありがたいですね。

オキさん
「お父さんお母さんにも喜んでもらってます。確かに、お弁当持たせても、そのお弁当がどう保管されるかまではわからないですから、おうちの人は心配ですよね(笑)

また、食事だけではなく、食事と補食とデザートまで含めて完璧な栄養配分でおいしい料理を整える。これは僕のこだわりです。」

「オキさん、今日は何ですかー?」という信頼

ーーー子どもたちが食に興味を持つきっかけにもなるのでは?

オキさん
「そうですね、食事を配っていると、他のチームの子たちも見に来るんですよ。みんな食事には興味があるんだなと思います。

アンジョイの選手たちも、食事に興味を持ってくれて、「将来オキさんのところに就職したい」といってくれる選手もいます。

僕としては、君たちの中から日本代表が出たら、自分をシェフとして帯同してくれ、と冗談交じりに言ってます。

チーム全員の食の好みを僕は中学年代から完璧に知っている。疲れたときにどんなものを喜ぶのか、何を食べたがるのかも、です。

「今日は疲れた」とひとこと言ってもらえれば、今までのその選手との関わりを元に完璧な料理を作れる。そんなチームシェフでありたいと思っています。」

オキザキさんは現在はプロアスリート様や企業様・サッカーチームの専属契約料理人を主に出張料理の事業をしています。
「〜地球が仕事場〜 を掲げ24時間何処でも伺います。
OKI the kitchenがお届けする
極上の食材をどうか御賞味ください!」

(下の画像クリックでInstagram 「okithekithen」に飛びます)

 

 

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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