全国高等学校サッカー選手権大会。
この「冬の選手権」と呼ばれる大会は、多くの高校サッカー部員にとって3年間の集大成ともいえる大会です。
いよいよ12月28日、2022年度 第101回大会が開幕します。
こちらでは、今年度の高校選手権出場校を育てた指導者の方々のインタビューをまとめています。
都道府県大会を勝ち抜き、全国大会への切符を手にする高校では、どのような育成がされているのでしょうか。
↓本文は写真の下から始まります↓
青森代表:青森山田高校
26年連続28回目の出場。※現在は正木昌宣監督
青森山田高校を常勝軍団へと導き、28年間にわたり同校監督をつとめられた黒田 剛監督。2023年度はFC町田ゼルビア監督就任が決定しています。
サッカー部の特徴や中学での準備しておくと良いことなど、貴重なお話をうかがいました。
常勝軍団!青森山田高校サッカー部 黒田剛監督インタビュー「日本一の育成システム」で目指すもの、コロナ禍を乗り越えるために大人たちがすべきこととは。
福島代表:尚志高校
2年連続13回目の出場。
サッカー部創立当初から同校サッカー部の指揮をとり、今年度 13回目の選手権出場に導いた仲村 浩二監督。
全国優勝を目指す尚志高校サッカー部が求める選手像など、貴重なお話をうかがいました。
【目指すは全国制覇】尚志高校サッカー部 仲村浩二監督インタビュー「求めるのは尚志ファミリーとしてサッカーを楽しめる選手」
群馬代表:前橋育英高校
2年連続25回目の出場。
タイガー軍団・同校サッカー部の監督に就任し40年目を迎えた山田耕介監督。
2019年、現地にお邪魔し、前橋育英高校サッカー部の指導指針「人間力」などについて貴重なお話をうかがいました。
和歌山代表:近畿大学附属和歌山高校
2年連続9回目の出場。
近大和歌山サッカー部監督 就任9年目となる藪 真啓監督。
偏差値70集団が、サッカーでも県内トップクラスの強豪校としてなぜ実績を残しているのか、勉強をしたくなる声掛けについてなど、貴重なお話をうかがいました。
山口代表:高川学園高校
4年連続28回目の出場。
2013年からサッカー部監督をつとめる江本 孝監督。
全国各地の大学、高校サッカー部で徐々に増えている「部署制度」をいち早く取り入れた高川学園。取り組んだ目的や、選手・監督の変化など、貴重なお話をうかがいました。
福岡代表:飯塚高校
初出場。
2015年に飯塚高校サッカー部監督に就任、7年目にして全国大会初出場を成し遂げた中辻 喜敬監督。
飯塚高校サッカー部の目指すもの、育成・指導方法など、貴重なお話をうかがいました。
長崎代表:国見高校
12年ぶり24回目の出場。※現在は木藤健太監督
島原商業高校、国見高校、長崎総合科学大学附属高校でサッカーの指導に携わり、監督として全国大会出場(高校総体、国体、高校選手権、全日本ユース)は100回を超え、全国優勝17回を数える名将、故 小嶺忠敏監督(2022年1月7日に長崎市内の病院でご逝去)。
高校生を指導するうえでの小嶺監督の情熱の源など、大変貴重なお話をうかがいました。
※インタビューは長崎総附監督時
宮崎代表:日章学園高校
3年ぶり16回目の出場。※現在は原 啓太監督。
36年にわたり高校サッカーの指導に携わり、日章学園を九州・宮崎の強豪校に育てあげた早稲田一男監督。2021年度からはFC延岡AGATA U-15の監督に就任されています。
宮崎の地で、中高一貫校の良さを最大限に生かした指導方法など、貴重なお話をうかがいました。
最後に
多くの高校サッカー部員にとって、「全国高校サッカー選手権出場」は、目標であり、憧れであり、夢ではないでしょうか。
3,800校を超える全国の高校サッカー部の中から、熾烈な予選を勝ち抜いた 48校のみが「全国大会」という戦いの場へ出場することが叶います。
全国出場校を育てた指導者の方々は、一様に、人を育てる とおっしゃいます。
親でも接し方が難しい多感な時期に、サッカーを通し、人を育て、将来につなげる指導を実践されています。
全国の舞台へと導く指導者の信念やビジョンは、サッカーにとどまらず私たちの日常生活にも気づきを与えてくれそうですね。
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