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【ライブ配信の裏側#8】ミズノチャンピオンシップ (2022 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16 ROOKIE LEAGUE)

こんにちは、松本です。
この【ライブ配信の裏側】シリーズも、早いものでもう8作目。
最近は社内でこのシリーズのことを「松本が行くシリーズ」と呼ぶ人がいます。不本意です。

今回の撮影は、2022 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16 ROOKIE LEAGUE(ミズノチャンピオンシップ)、場所は静岡です。

今回の1枚目の写真のイルミネーションは、僕がクリスマスにぼっちであるとかないとか、そういう写真ではありません。
会場となった時之栖のイルミネーションです。とてもキレイでした!

7mのやぐら…

今回の撮影には2大ミッションがありました。
1つは、今までに登ったことのない高所での撮影を行うこと。
もう1つは、AIカメラの実証実験です。

やぐらは、時之栖さんが7mのやぐらを用意してくれました。こんな高さに登るのは初めてです。

これだけの高さがあると、より高度から撮れるので、試合の全容がよくわかるライブ配信になったのではないかと思います。

ところがこのやぐら、揺れるんです。

もう大揺れです。

折しも風の強い日で、乗るのは1番上なので、1番うえに1番重いものが乗るわけです。そしてそのまま風にあおられる。

揺れると言っても安全性は高いので、「怖い!」に尽きます。
「怖い」のに慣れてしまったら大丈夫なのですが、慣れる時間はかかりました。幸い、弊社で1番高所に弱い石丸は今回は留守番でしたので良かったです。横から見ていて1番物理的に揺れていたのは、普段1番メンタル動じない原武でした。

揺れの中でもうひとつ想定していなかったことがありました。こちらをご覧下さい。

揺れない場所を探して三脚を立てるのですが、場所によっては、カメラを下に向けるとやぐらの足組みが映り込んでしまうんです。

三脚を前に倒して足組みが映るのをよけると、ゴールのほうに首を振ったときに画面が斜めになってしまいます。どっちを取るか、1試合目は全員探り探りだったので、全部の会場をザッピングしながら見ていた人は「絵が違う」と気づいた方も多かったのではと思います…

想定を超える寒さ

遮るもののないグラウンドは、ただでさえこの時期寒さがこたえます。
加えて初日は午後から風と雨に見舞われました。

風で揺れまくるやぐら。
下にいる人間はOBS担当です。パソコン操作をして点数を入れたりする担当です。この姿勢のOBSは僕も初めてでした。

絶対寒いだろうと思って、貼るカイロ、貼らないカイロ、つま先カイロの3種類を鬼のように買い込んで向かった静岡。
つま先のカイロはマジで意味なかったですねー!
初日、雨と風に吹かれ、スタッフが再会したときには全員が硬直していました。硬直したまま車に乗って、ホテルに帰って、大浴場に飛び込んで、やっと人間に戻れたという感じがしました。

大浴場を提供してくれた時之栖さんに本当に感謝しています。

ところで、弊社には松那(まつ兄)というスタッフがいます。
このスタッフ、年齢は大人なのですが、実は小学生男子です。
そう、「冬でも半袖」少年なのです。

▲この日の福岡(12/23)は朝から雪、路面凍結で電車は遅延

ご安心ください、大人なので冬はちゃんとコートを着て出勤してきます。
が、コートを脱いだら半袖。

静岡の寒さは、この松那が「寒かったからパーカー買った」と言うほどの寒さでした。

AIカメラの実証実験

▲横に立っている棒の上に見える丸いものがAIカメラです

今回のミッションのその2に、「AIカメラの実証実験」がありました。録画だけですが、無事実証実験を終了し、成果も感じることができました。

AIカメラというと難しい印象があるかもしれませんが、この機種は
・三脚の頭にカメラをつけて
・三脚を立てて伸ばして
・スマホでアプリを立ち上げれば録画スタート!

この間わずか5分です。

目のようなレンズが2個ついていて、それで広角が撮影できます。ピッチの隅から隅まで捉えられる映像を、中に入っているAIシステムが判別してボールを追いかけたり選手を追いかけたりすることができます。
分析機能もついているので、もう人の手で「これはパス」「これはドリブル」とタグ付けしたりしなくていいんです。

今回の出場チームの中に1校、この1世代前の機種を使って撮影していた学校がありました。選手の強化に日常的に使っていて、いずれ各カテゴリーに1つずつにしたいと言っていました。さすが強豪校、普段の取り組みが違うなと思いました。

今大会の注目チーム

今回の大会を見ていて、僕が1番推したいのは帝京長岡です。
優勝したからではなく、チームのまとまりが本当に良いと傍から見ていて感じました。コミュニケーションも良く取れていて、体格もみんな良く、今までの帝京長岡とはひと味違う感じがしました。

あとは東福岡。すごいプレーをしている選手がいましたね。「東にタレントあり」と思わせてくれるプレーでした。そのうちプレー集を出すのでぜひ見てみてください。

ありがとう時之栖

静岡まで4時間半かけて僕たちは新幹線で前入りしました。
新幹線の中でも仕事をしながら行ったのですが、新幹線の中でパソコン見ると酔いますね。やぐらより酔います。今まで乗った乗り物の中で1番酔いました。

車でも酔うスタッフ森山はもちろん最初に撃沈しました。

静岡ではレンタカーに目一杯荷物を積み込んで一路時之栖へ。
途中で見つけた、どうしても食べたかった「さわやかハンバーグ」。食べることが出来ました。おいしかったです!

時之栖は敷地内のイルミネーションがとてもキレイでした。男7人でぞろぞろイルミネーションを見に行きました。

ちょうどワールドカップの3位決定戦・決勝と日程がぶつかりましたが、僕たちは全員寝落ちしました。メッシ、リアタイ視聴したかったです。

▲左から やぐらで揺れまくった原武、僕(松本)、何に乗っても酔う森山、ダウンで厚着に見せている松那

今回、時之栖さんには大変お世話になりました。
手配を全部お任せできたのでホテルを取るために電話をかけまくることもなく、バイキングの夕食では席を確保しておいてくれたり、大浴場もすごく良かったです。おかげさまでライブ配信に注力できました。お世話になりました、ありがとうございました!

(語り/松本就一郎 インタビュー・編集/水下真紀)

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寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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